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あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

すべての言葉は通り過ぎてゆく 第64回

2019-01-05 13:49:24 | Weblog


蝶人狂言綺語輯&バガテル―そんな私のここだけの話op.302



年をとると、年があっという間に暮れる。2018年も最早余すところ僅かになってしまった。こんな具合に茫然としているうちに、いきなりどこかからお呼びがかかり、業平のように驚いているうちに、幽冥の境を越すのだろう。12/1

有名無名を問わず、ひとたび人が死んでしばらくすると、その名も、人となりも、業績も、エトセトラも、さながら犬猫や弊履を捨つるがごとく忘れ去られてしまうが、それはそれで良いことなのかもしれない。12/2

これは確かに、いわゆるひとつの、「天国の調べ」かもしれないなあ。ラベルのピアノ協奏曲の第2楽章のおわりのところで、イングリッシュホルンの歌をピアノが伴奏するところ。12/3

最近この国は米国の属国どころか、その尖兵となって箆棒に高価な武器を買い込んで米経済を支えたり、インドと共同戦線を張って無闇に中国と対抗したりしている。馬鹿な指導者を放逐できない愚かな民草が、国を滅ぼすのだ。12/5

武満徹&谷川俊太郎の傑作「系図-Family Tree」を山田和樹&日フィルで2度聴いたが、この指揮者は、大事なことが全然分かっていないずら。小澤のも良かったが、私のベストは、今はどこか遠い所へ行ってしまったデュトワ&N響、遠野凪子の語りによる演奏です。12/6

水道を私企業の運営に任せる。人手不足だからというて外国人を急いで呼びこむ。いずれも全国民の熟考を要する大問題だと思うのだが、諸悪の根源たる安倍蚤糞は、いかなる反対意見にもはなから耳を貸さずに強行突破を図っている。これを独裁者といわずに何と呼ぶ。12/7

なんとかして安倍蚤糞および「自公時々維新国民」による暴政を阻止する方法はないものか?12/8

よんでもよんでも押し寄せてくる本、みてもみても溜まり続ける録画映像、きいてもきいても押し寄せてくるCD。けっきょくはこれらに取り囲まれたまま、死んでいくことになりそうだ。12/9

我が家の玄関の前で若いコジュケイが死んでいた。凶悪獰猛な台湾リスかアライグマ、カラスか野良猫にやられたのではないだろうかと思って調べてみたが、外傷はなかったので死因は不明だが、その鮮やかな色彩は、フェルメールも及ばない天然自然の美しさだった。12/10

Mrゴーンの犯罪容疑は「有価証券報告書」の虚偽記載で、その金額こそ莫大だが、財務省の官僚たちが安倍蚤糞に忖度して公文書を捏造した大犯罪や片山大臣の公職選挙法違反、経産省の偽辞令、与党の国会自壊行為に比べれば微罪に過ぎない。安倍蚤糞に忖度する検察が、ない知恵を絞った「高給取りのセレブ叩きによる民草の鬱憤晴らし」が事の本質ずら。12/11

父ブッシュ大統領が94歳で死んだ。彼は91年1月にイラクのフセイン大統領を退治するべく湾岸戦争をおっ始め、私はその演説をハーフムン・モンテゴベイのロビーで聞いたのだが、彼が短い演説を終え、「神よ我らを守りたまえ!」と祈りの言葉で結ぶと、世界中の観光客の間に異様な緊張が走ったことを、今もありありと覚えている。12/12

(承前)翌日私が人気のない海で泳いでいると、ドイツから来たという青年が近付いてきて、「これから世界はどうなるんだろう?」と訊ねたのだが、「神のみぞ知る」と答えることしかできなかった。けれどもその時世界は、まだ確かなものとして存在していたし、私たちには、辛うじてそれを対象化することもできたのだ。12/13

小説のプロットの完璧性は実際には望みえないし、事実上望みうべきもない。その理由はただ一つ、プロットを構築する人間の知性が有限だからである。神のプロットは完璧である。宇宙は神のプロットである。E.A.ポオ「ユリイカ」八木敏雄訳12/14

均整に対する感覚はほとんど盲目的に信を置いてよい本能である。それこそがもっとも壮麗なる詩にほかならぬ宇宙の詩的真髄である。均整と一貫性は同意語である。ゆえに詩と真実とは一つである。E.A.ポオ「ユリイカ」八木敏雄訳12/15

フランス革命のDNAがいまだ生きているフランスでは、富者優遇大統領に実力を行使して政治的勝利を勝ち取る力があるが、この国の民草は、沖縄県民の声を無視して新基地建設に爆走する安倍蚤糞に対して従順な羊のように首を垂れている。12/16

あまたの候補者を退け、たった2回だけの演奏会体験を経て、ラトルの後任に天才的指揮者キリル・ペトレンコを選んだベルリン・フィルの勇気ある決断には、驚くとともに深甚なる敬意を表したい。12/16

米国の議会やトランプはんにお願いして、安倍蚤糞による沖縄の普天間移転、辺野古新基地建設の策動を止めてもらおうという署名運動があるようだが、そういう他力本願の発想はあんまり頂けないね。手前のケツをてめえが拭かなくて、一体誰が拭いてくれるのか。12/18

どんなに幸福そうにみえる家庭にも、大なり小なり癒しがたい不幸がある。問題は、その不幸にいかにして耐えるかだ。12/19

かつて毛沢東は「青年は午前10時の太陽である」というて紅衛兵を扇動したが、うって変って、我が国の青年は、さながら午後5時の夕陽のようだ。12/20

是非とも見たい映画ですか?そうすねえ、はあちゅうがニキータよりうんと官能的な殺し屋になって、安倍蚤糞を手始めにトランプ、プーチン、習、ムハンマドを次々に暗殺したが、遂に北朝鮮で捕まってリンチされるというのを、旦那のしみけんの協演&監督でみたいかなあ。12/21

羽生敗れ27年ぶりの無冠。「もしかすると」という嫌な予感が当たってしまった。おらっちと同じさ。大丈夫。いま、ここから、出直せばいいのだ。12/22

赤ちゃんだろうが、妊婦だろうが、生ける屍だろうが、老若男女のすべての患者を、「加算金なし」でまじめに診察するのが、医者のつとめずら。12/23

トランプからどんな無理難題を言われても、のようにハイハイと跪いて命令に従うかわりに、自国民がどんな当たり前の要求をしても、いっさい無視して、居丈高に弾圧する。安倍蚤糞は阿呆莫迦SM野郎ずら。12/24

なぜ皇族は民草の上に立ち、時おりは「寄り添ったり」はするものの、基本的には民草を下に見る資格と権利があるとア・プリオリに思いこんでいるのか、生まれた時からこのかた、私にはさっぱり理解できない。12/25

一握りの商業捕鯨生活者のいうことは、世界の顰蹙を買っても聞くくせに、沖縄県民の民意は、徹底的に無視する安倍蚤糞。それでも彼奴等を支援する連中の了見が分からない。12/26

鯨肉には小学校時代の給食でお世話になったが、もう食用にしなくてもいいのではないだろうか。捕鯨は地場産業で古式豊かな漁撈文化だというけれど、ペリー来航時代のアメリカなんか、もっと本格的だったもんね。鯨をやめても他に獲る魚なんかいっぱいあるでしょうに。12/27

貧乏人から1円1銭まで阿漕に取り立てる癖に、国の借金などいっさい顧みず、かえって外国に野放図にまきばら撒き、トランプの言うがままに高価な兵器を言い値で買って軍事費を青天井に膨張させ、震災復興などはもう終わったことにして、我が家の春を謳歌する安倍蚤糞。12/28

それにしても、アメリカも、日本も、ロシアも、中国も、北朝鮮も、揃いも揃って想定しうる限り最低最悪の政治家に国家の支配権を握らせてしまったものだ。どこかの町内会や学級委員会の籤引きで選んだとしても、こんな酷い奴らは誰一人選ばれないだろう。12/29

近所の「橋上女」が、また橋の上に佇んでいる。年齢職業不明のおばさんなんだが、ときとすると1時間以上も立っていることがある。いったい何を考えているんだろう? もしかすると鮎川信夫の親類縁者なのかしら。12/30

「今年はどういう1年でしたか?」と聞かれたら、「やれやれ、の年でした」と答えよう。
さて来年はどういう年になるのだろう? やれやれ。12/31


 セクハラで共に楽壇を追われたがレヴァインはデュトワより遥に優れた指揮者 蝶人



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