あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

西暦2024年水無月蝶人花鳥風月狂歌三昧

2024-07-10 15:43:07 | Weblog

 

 

ある晴れた日に 第729回

 

昼寝しすぎて目が腐った猫

 

アーバンベアって俺のことかと市街地のクマ

 

太刀洗の沢蟹なにをみている

 

この世からあの世へ流れる秋の雲

 

昼寝の間にあの世に行っていた

 

白内症の手術をしてやらなかった盲目のムク

 

大河ドラマでは「承知!」とかいっているがほんとだろうか?

 

「戦争をなくすための戦いだ」大河ドラマの決まり文句 

 

「怪物を殲滅する」というけれどそういう君こそ怪物ではないのか

 

主人公の母親役がお得意で大方のドラマに出ている松坂慶子

 

俺様に何のことわりもなくのぼのぼと伸び放題にのびし20本の爪

 

藤圭子なる即分かるが宇多田ヒカルはどこがいいのかさっぱり分からん

 

あのときは仕方がなかったといいいながら仕方のない日が今日も続いて

 

ことの葉の合間のしばしの沈黙を互いに感じる最期の電話

 

 

さっきからアーバンべアと叫んでる市街地に出てきたクマのことらしい

 

世の中は暗い話がいっぱいで大谷藤井光り輝く

 

昼寝から覚めたと思い針見れば午前1時だはてさてどうする

 

「戦争は仕方なかった」と振り返る天皇自ら決断しながら

 

戦争がもうひとつの戦争を墨くろぐろと塗りつぶしていく

 

戦争の上からまたもや戦争が鮮血淋漓と塗りつぶしていく

 

Xのイーロン・マスクが大嫌い無料でもテスラは買わないことにした

 

世界とか人間とかが壊れてる壊れた映画が人間的だ

 

学徒らがまた出陣するときわれ一人断固拒否して牢に行けるか

 

イスラエルがアラブに対してやってきたこと知らんぷりしてハマスを責める

 

半世紀酷いことばかりやってきたイスラエル世界の国から嫌われる訳だ

 

侵略だと分っていてもどうしてもノーと言えない時もあるのよ

 

ナチズムに積極的に加担したピアニストが弾く「熱情ソナタ」

 

小澤とかブロムシュテットの指揮ぶりをいいと思ったことはなかった

 

スカートのスコッチ兵を懐かしみ女装を楽しむ夏目漱石

 

小品のにも惜しみなく注ぎ込まれた膨大な熱量

 

歳取れば周りは知らない人ばかり見知ったひとはみな死んでいく

 

小結は関脇よりも上なのかよく分からないけど相撲ファンだ

 

知る人も知らない人もみんな行くあの世はきっといいとこなのだろう 蝶人

 

 


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