はじめに
最初に「人権擁護法案」について、一言、注意を喚起しておこう。公明・民主・外野党の賛成で進行中の法案だ。かろうじて、党としては決まってないのが、自民党だけとなっている。自民党の良識によって、これまでは直ぐに廃案になった。先の参院選で敗北し自民内での勢力が弱まっている。日本の危機だ。
良くは知らないのだが、拾い読みした知識では、在日人権を守る法案で、民間団体に、捜査権・選挙権・裁判権まで付与するようだ。めちゃくちゃの法律である。このブログは多いので、検索すれば自分で調べられる。
子供たちのために、ぜひ、検索して法案の内容と、この進行状況を知って欲しい。日本が崩壊する兆しとも言えるものだ。そして、これを阻止するために、ブログで紹介することも、重要だ。
NHK・朝日・毎日の報道が伝えない影で進む状況は放置できない!!、なお、産経は伝えていたと思う。
子犬・子猫の一匹の命でも救おうと、ブロガが連携して、呼びかけているのを、時折見かける。これもまた、有意義なブログだと思う。が、これにかける時間を、人権擁護法案の調査と、知らせ合う時間にする時であろうと私は思う。
左翼が、陰ながら応援するために、人々の目と、時間を、可愛そうな子猫などの情報を流している気がしてならない。日本人の将来がかかった法案が内密に進んでいる。この重要性は、犬猫の生命所か、日本人の多くの自由と人命にかかるのだ。
この「人権擁護法案」問題こそ、ブロガーが連携して、訴える最重要問題であろう。
豊受山の説明不足について
先に、伊勢神宮と出雲大社の海路の中心に豊受山が在ると書いたが、説明に抜けが有るので補足する。国々を代表する出雲大社は、天津国の象徴、伊勢神宮が場所決定時には存在していた。
後の伊勢神宮の場所選定は調査等の時間をかけている。何のために、何を調べたのかを、考えると、1、元居た場所を秘密裏に示す事。2、元居た場所に似ている事。3、元居た場所から往来が楽な事。4、できれば、海路で往来できる事。などが検討されて、5、天照大神の神託として決定したと解いています。
1~5は、各々理由等がありますが、長くなるので省略します。一つ言えば、神託に「常世の波が重なり(しぎなみ)寄せる所」とあり、シギナミの調査、伊勢に寄せる波を辿れば、宇摩にいたる事実が判ります。
簡単に言えば、宇摩からの引き潮が紀伊水道を経て太平洋に出ると、黒潮に押されて紀伊半島沿いに流れ、伊勢湾に押し込まれます。つまり、先の言葉は、日々二度の引き潮が重なって寄せる所(しぎなみ)と言っているのです。
このように、伊勢神宮の場所は、天照大神の意向(何代目かの大神)によって、場所が決定したから、伊勢神宮の場所は、調べて決定した意味を探す。そして、直線や海路の中心に豊受山があると判明したのです。この説明が抜けていました。
なお、史学は表面の語義(間違っているが)の解釈しかない。また、三社の特殊な拝礼は検索すれば直ぐに判ります。伊勢神宮の移動は、伊勢神社群の移動であり、高天原に有った様々な産業組織の移動です。このために似た地形が必要でした。
昔の産業は、自然との共存であり、技術も自然に合わせたものでした。
スサノオのカミヤラヒ(追放)2
宇摩説の解釈
各々が命じられた所をシラス中で、スサノオは、命じられた国をシラス事無く、髭が胸まで伸びて来ても、泣き喚いていた。泣き落としと、威嚇であろう。これで何をしていたか?次に答えがある。後に書くことにして、まず、話を追っておこう。
その、泣き騒ぐ状態は、青い山が枯れ山の様に泣き枯らし、河や海さえ、悉く泣き乾かしていた。このために、悪い神の声がうるさい蝿のように満ちあふれて、万物の妖しい物も悉く発生していた。
イザナギ大御神はスサノオに詔して、「何の由をもって、汝は事依せる国をシラサズ、泣きイサチル」。 答えて、「僕は母の国、根の堅州国(かたすくに。片隅国)に行こうと欲して泣いている」と白らす。
故に、イザナギ大御神は、大いに怒って詔し、「されば、汝はこの国に住むべからず」。スナワチ、神ヤラヒニヤラヒ(追放。解任)を賜る。
ここは、宇摩説が言う、「高天原は実力主義」と言う例である。与えられた仕事をこなせないと、解任されるのである。これは、スサノオに限ったことではない。出世もするが、悪いと出自(血筋、家柄)に関係なく解任もある。
スサノオはイザナギが認めていた実力者であったが、命じられた海の大臣を務めず、各地を移動していたようだ。青山を枯れ山にしたり、海川を乾かしたり、この行動は、二つのことが考えられる。
泣き落としと威嚇で行っていたのは、一つは、戦による荒廃である。しかし、私は別の見方である。二つ目の、土木工事ではないか、ということだ。つまり、スサノオは、平野部、根の国の開発を始めたものと解釈している。
青山が枯れ山になったのは、土木資材の調達であり、河・海の乾燥は、土木工事による水路の開発で、元の河の水が無くなった(大幅に減少した)と言うことであろう。これは、平野部の田作りに必要な行動である。
大工事の伴う開発工事中は不平不満が起こったということだろう。スサノオの全国的祭祀を見れば、天照大神と同様に、史学の古事記の表面解釈では解けない。裏に隠された事実を探求する必要がある。
つまり、先に解いたように、スサノオは大掛かりな開発が夢であって、命に背いて開発を行っていたのである。スサノオは、荒れる神とされているが、全国で親しまれて、神社が多いことから見ても、古事記の表面解説では、説明できない。
スサノオは、天照大神と同様に、古事記が隠す物があるのだ。スサノオの記事では実態が出てこない。スサノオほど各地に祭祀される神はないのは何故か?なぜ、これほど慕われ、祭祀されるか?
これは神社にも伝わら無い、だから、古事記に隠された事実を考察して古事記から解く必要がある。だが、スサノオは、未だ話しが続くので、今日の部分のみにして後に譲る事にする。
古代の謎は古事記に残されている。この謎は、古事記を書いた太安万侶の挑戦である。謎を作って、迷彩して、しかも、史実を残しているのだ。過去、1,000年を超える時間を経て、未だ誰も解けなかった謎である。
これほど面白い探偵小説があろうか?太安万侶が隠した犯人は弥生時代と言う社会である。これを作り、書き記した「頭の良い人物」であったと、私は思っている。とにかく、残された古事記の謎を解いて行くと、全てに整合して顕れる。
イザナギの「大御神」表記が出ている。先に言ったが、やはり、大御神になっていたのだ。これで、職名が、判断に役立つことが判るだろう。しかし、迷彩は一筋縄では解けないようにしてある。史学はこの迷彩にしっかり、乗せられている。
つまり、この項で、三度目には、「イザナギの大神」とある。これによって、職名は判断材料にならないと思わせてあるのだ。どうして迷彩と思うかといえば、突然、淡海の多賀神社の祭神と出ている。ここで無くとも良い記事である。
また、イザナギ退任の話、後を継いだ天照大神の話しが抜けている。この後に入るのが順序であろう。おかしな終わり方である。そして、この表記では、「大神」になっている。 宇摩説では、この部分をどう解釈するか、といえば、次のようになる。
昨年の記事(下記)で、大神は「隠居」を示すと書いたが、もう一つ、多賀神社は、イザナギ大神時代の縁故で、祭祀されているから、この記録は大神としている、とも言える。どちらも含んでいると思う。
そして、「多賀=違(う)」と、注意を残してある。違うは注意書きであろう。こう解くと、イザナギは、スサノオの髭が伸びる期間まで、任命の後、長い間、大御神で居たと書いていると判る。
この事から、天照大神の任命は、同時に書かれているが、実は後の話を纏めて書いていると言うことになろう。先に天照大神は後見と書いたが、13歳になるまでの、それ以前もあるということだ。
月読命とスサノオの任命後、最初の天照大神は13才前後(倭人伝のイヨ)で、大御神を継承したのであろう。その後、後見もしたと謂うことだ。
以上で、この段を終わる。
なお、昨年の記事を参照したい人は、下のURLでリンクしてください。このブログでは、この後の行動まで、駆け足で説明している。つまり、次回の部分も書いてある。
「卑弥呼の謎を解く(30)」 古事記神話21
http://kabu003himiko.iza.ne.jp/blog/entry/42911/
スサノオの反乱
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