行雲流水の如く 日本語教師の独り言

30数年前、北京で中国語を学んだのが縁なのか、今度は自分が中国の若者に日本語を教える立場に。

15日間の中国ツアーを終えて

2016-04-06 16:39:08 | 日記
3月22日に上海入りし、無錫、また上海、そして北京へとビザ免除15日間を使い切って中国を駆け回り、ようやく昨日の5日、帰国した。余りにも多い書くべきことを前に、疲労、宴席が重なり、筆が止まってしまった。今日は天気が良かったので、小さな庭の手入れをし、心の自然を取り戻した。葉から水滴がにじみ出るように、書き残すべきことがあふれてきた。

多くの方から報道の知らせが届いた。直近のものは以下の通りである。

(人民中国)http://www.peoplechina.com.cn/zhongrijiaoliu/2016-04/05/content_718766.htm

(CRI)http://japanese.cri.cn/782/2016/04/05/162s248103.htm

まずは感謝を伝えなければならない。

無錫の桜祭りでは今回、29回目を迎えた桜植樹活動に、日中の未来を考える会上海支部が募った上海の日本人留学生ら50人が参加したほか、日本さくらの会から歴代日本さくらの女王3人(初代・蓮實久子さん、第4代・工藤園子さん、第26代・増田愛子さん)が関連行事に加わり、かつてない賑わいとなった。女王3人の和服着付けは上海の師範、姜依秋さんが担当してくださった。お弟子さんの名智理佳さんの配慮だった。

引き続き上海の日本総領事館で桜植樹を主導してきた桜友誼林保存協会の新發田ご夫妻を招いた報告会を行った。片山上海総領事にもスピーチをして頂き、110人以上の参加があった。父親が日本人、母親が上海人という「日中ダブル」の小林千夏さんによる司会+同時通訳にも助けられた。フライト時間ぎりぎりだった女王2人の見送りには上海の頼りになる仲間、楽逸さん家族が総出で対応してくれた。

北京では日本大使館で『日中関係は本当に最悪なのか 政治対立下の経済発信力』執筆者である蘇州石川製鉄董事長の塩谷外司さんと翻訳リーダーの高華斌さんによる中国語版出版記念講演会を開き、約150人が参加する盛況だった。離任間際の木寺大使には「本に書かれた日系企業の活躍を中国の人々とも共有でき、このような活動が両国の相互理解を助け、日中両国が将来にわたって安定した関係を築くための基礎となっている」とあいさつを頂いた。中国語版から原稿が削除されたにもかかわらず、同書執筆者の稲垣清さんがわざわざ香港から駆け付けてくださったことには感激した。


(壇上で講演をする塩谷外司さん)

(高華斌さん)

塩谷さんについては個別にフジテレビの取材があり、インターネットニュースチャンネル「ホウドウキョク」(http://www.houdoukyoku.jp/)の「鴨ちゃんねる」で、4月17日(日)中国時間の13時05分~14時(日本時間14時05分~15時)まで放送が予定されている。

いつものように上海ではベクトルチャイナの三澤忠洋さん(NPO法人日中独創メディア上海理事)、北京では田中英治さん、佐野史明さん(同北京理事)、斎藤淳子さん(同北京理事)に裏方を引き受けてもらった。「日中の未来を考える会」の上海支部(倉岡駿さん、伊藤幸枝さん、原田次郎さんら)、北京支部(杓野夢実さん、大木伸江さんら)の若者たちからも力強い支援があり、今後の活動に期待と希望が持つことができた。中国国際友人研究会の田濤秘書長には北京から上海の報告会に参加して頂いたほか、北京の講演会では同会の王泰平元駐大阪総領事から格別な祝辞まで届けて頂いた。

『日中関係は本当に最悪なのか 政治対立下の経済発信力』の中国語訳は、高華斌さんと魏寒冰さんが中心となり、田濤さん、楽逸さん、朴金蘭さん、王佳寧さん、魯諍さん、李安さん、関珺冉さん、渠麗華さん、黄鐘方辰さんの計11人がボランティアで受け持ってくれた。得難い若者の力である。



北京でのイベントの詳細は追って細かく伝えたい。多くの方々の参画により、さらに情報発信の輪が広がったことに確かな手ごたえを感じた。すべての人々に感謝を申し上げたい。非常感謝!

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