行雲流水の如く 日本語教師の独り言

30数年前、北京で中国語を学んだのが縁なのか、今度は自分が中国の若者に日本語を教える立場に。

汕頭大学に到着。。。来週月曜から授業が始まる

2016-09-09 21:54:55 | 日記
昨日、広東省・汕頭大学に入り、大学での教員生活が始まった。来週月曜日から授業が始まる。ニュース事例研究と現代メディアテーマ研究の二コマを受け持っている。毎週それぞれ2時間で、前期はそれぞれ計32時間の授業がある。



中国では新しい職場に来てまず最初に「報到」という手続きがある。人事や教務、財務、ネット、住居、外国人の場合はさらに外事部門が加わり、それぞれのセクションに行き、必要な手順を踏む。住まいを決め、給与振り込みの用の銀行口座を開き、校内専用サイトのID、パスワードを与えられる。煩雑に思えるが、各セクションでハンコをもらいながら学内の仕組みがよくわかるので、大いに役に立つ。

学生が1人、専属の「助手」として付いてくれるシステムなので、途方に暮れることはない。一緒に歩きながら、現地の学生たちの考え方、価値観にじかに触れることもできた。その助手も、学生に募集をかけ、学部事務所がその中から選考する。初めての日本人教員なので、好奇心からなのだろう、事務所のスタッフによると「たくさんの応募があった」という。日本人だと敬遠されるのではないだけでもありがたいうえに、そこまで関心を持たれていることに、背中を強く押される気持ちがした。

学生も教員も同じ敷地内に暮らし、勉学、研究に励む。子女の通う学校もあり、病院も銀行もある。大学が一つの町のような機能を持っている。とにかく広いので、各部門を歩くだけで足が棒になる。場所によっては車を出してもらわなければならない。いくつもの食堂があり、リーズナブルな値段でしっかりした食事をとることができる。都市のような娯楽はないが、学業に打ち込むのにはぴったりだ。



細かいことを言ったらきりがない。日本式を求めても意味がない。夜、眠れる部屋があり、ネットが使える環境があれば十分だ。ありのままを受け入れ、それを楽しむ心の余裕を持たなければ、異なる環境に溶け込むことはできない。国情のまったく異なる隣国で、メディアを語る新たな挑戦に挑む。相違ではなく、共通点を探る長い旅に出るような心持だ。ブログのタイトルも変えた。これからは現地発の情報発信に努めたい。




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2 コメント

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感謝 (チョウメイカ)
2018-07-09 09:02:04
私は日本に住んでいる汕頭人です。加藤さんのフラグを読むと、色々故郷のことを思い出しています。ありがとうございます。
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 (かいはら)
2016-09-10 18:08:59
祝! 新しいスタート。
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