交野市立第3中学校 卒業生のブログ

中高年の

皆さ~ん  お元気ですか~?

「早朝会議」や「デッドライン」

2013-04-23 22:34:40 | 商い

赤字に陥っていた後発の下着メーカーの経営を担い、
   十九期連続増収増益を成し遂げた吉越浩一郎氏。

  「早朝会議」や「デッドライン」などユニークな施策を導入し、
   社員の意識改革を強力に推進した吉越氏は、
   若き日にその礎をいかに築かれたのでしょうか。

   本日は『致知』の好評連載「二十代をどう生きるか」より、
   記事の一部をご紹介します。



┌───今日の注目の人───────────────────────┐



     「デッドライン仕事術」


      吉越浩一郎(トリンプ・インターナショナルジャパン元社長)
 
               
              『致知』2013年4月号
               連載第29回「二十代をどう生きるか」より


└─────────────────────────────────┘


香港での体験は、私のビジネス人生に
大きな影響をもたらした。

現地の同僚に同じ歳の二十九歳のドイツ人がいた。

驚いたことに、彼は着任早々自分の秘書を
探すことから始めたのだ。
日本の会社の常識では考えられないことであり、
私は彼に冷ややかな視線を送っていた。

ところが、いったん仕事を始めると、
彼は自分の仕事をどんどん秘書に振り分け、
私の何倍もの実績を上げ始めたのである。

衝撃を受けた私は、ボスが出張して
時間を持て余していた秘書に頼み、
レターをタイプしてもらうことにした。

私が時間をかけてようやくひねり出した拙い英文を渡すと、
彼女は当時の最新式電動タイプライターに向かうや、
凄まじいスピードでタイプし始めた。

ものの一分も経たないうちに
持ってきてくれたレターを見ると、
見事に洗練された英文に書き換えられている。
私は同僚が秘書を雇った意味が理解できた。

秘書に投資をすることばかりではない。
生きたお金の使い方をして仕事の効率を上げることは、
自分の成長を促し、ひいては会社のために
なることを私は学んだ。


もう一つ学んだことは、
常にデッドライン(締め切り)を設けて
仕事をすることの重要性である。

香港のオフィスには、社主である
トーマス・ベンツが考案した
木製の「デッドライン・ボックス」が
各自に配布されていた。

ボックスの中は月ごとに仕切られていて、
直近三か月の仕切りの中は、
さらに一日から三十一日まで日ごとに区切られている。

会社の仕事にはすべてデッドラインが設けられており、
書類はそのデッドラインの日にファイルしておく。
相手から必ずその日に連絡が入るからだ。

逆に自分が担当のデッドラインのついた
仕事のファイルは手元に置いて片っ端から片づけていき、
終えたものからデッドラインの日に入れておく。

おかげで常にデッドラインを意識して
仕事をする習慣が身についた。


例えば会社の始業時間の一時間前に出社して
ひと仕事する。

始業までに何が何でも終わらせなければ、
それ以降の仕事に支障を来すため、
一所懸命集中して取り組むことになる。

いわゆる“締め切り効果”が発揮され、
時間内にはちゃんと終えることができるのである。
そうして仕上げた仕事は質が低いかというと、
決してそんなことはない。

ダラダラ時間を費やした仕事より格段に質も高い。
そういう集中する仕事のやり方を、
平素からの習慣にすべきなのである。



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
はじめまして、初コメントです! (めぐみ)
2013-04-25 22:25:01
はじめまして!めぐみっていいます、他人のブログにいきなりコメントするの始めてで緊張していまっす\(^▽^)/。ちょくちょく見にきてるのでまたコメントしにきますね(*・・*)ポッ
返信する
Unknown (めぐみ)
2013-05-01 16:57:13
このあいだコメントしためぐみです!覚えてますか?覚えていてくれた嬉しいですw☆^(o≧▽゜)oニパッせっかくなのでメールできませんか?私ブログとかやってないのでお話がしたいです、アドは yokki224あっとyahoo.co.jpです、待ってますね!(。・・。)ポッ
返信する

コメントを投稿