茶の間で見るテレビにサスペンスドラマのように、
殺そうとしたほうが悪で、正当防衛をおこなった方が善という話は
現実にはほとんどない。
戦争は外交権のひとつで、相手の国が自分たちの権利を侵そうとしている場合、
国家は紛争の解決手段として戦争をしてもいい、となっている。
個人レベルの話に落とし込むと、
正当防衛なら相手を殺してもいい、ということになるが、
歴史的にみると、
戦争は国家にとって常に利益追求の手段であった。
戦争をすることによって、莫大な利益が手に入るからこそ、
それを実行した。
攻められたから攻め返したという行動の裏には、
自国にどうやって巨額の利益を導くかという打算が常に働いている。
儲かりもしないのに、
義憤にかられて参戦し、
国民の生命をと財産を浪費する国などありません。