交野市立第3中学校 卒業生のブログ

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八尾市産のニッポンバラタナゴは赤坂御用地内の池で

2012-01-05 22:49:11 | ニッポンバラタナゴ

宮内庁のサイト

http://www.kunaicho.go.jp/okotoba/01/kaiken/kaiken-h19e.html

 

なお,豊かな海づくり大会の式典で,琵琶湖水系でニッポンバラタナゴが絶滅したことを述べましたが,ニッポンバラタナゴは日本の淡水魚の中で最も絶滅の危機にあるものと思います。それは,中国から移入された体の大きいタイリクバラタナゴとの生存競争において,ニッポンバラタナゴは弱い立場にあることと,ニッポンバラタナゴとタイリクバラタナゴとの間では雑種ができるからです。したがってニッポンバラタナゴのいる池に一尾でもタイリクバラタナゴが入れば,その池のニッポンバラタナゴの純粋性は保てません。現在純粋なニッポンバラタナゴが住んでいるところは,タイリクバラタナゴのいない閉鎖水域だけになってしまいました。誠に厳しい状況にあると言わなければなりません。タイリクバラタナゴは美しい魚ですので,水槽で飼い,その後池や川に放したことにより,各地にタイリクバラタナゴが繁殖するようになったのではないかと思われます。ニッポンバラタナゴはこのような危険な状態にあるので,タイリクバラタナゴが放される心配のないところで飼育することが必要と考え,大阪府八尾市産のニッポンバラタナゴは赤坂御用地内の池で,福岡県多々良川産のニッポンバラタナゴは常陸宮に頼み,常陸宮邸内の池で,それぞれ1983年以来飼育され,ニッポンバラタナゴ研究会が随時調査をし,また研究に用いています。

日本は大陸と離れていた期間が長く,日本の中には琵琶湖のような古い湖,本州などと長い間隔離されていた島々があり,非常に多くの固有の生物が住んでいます。このような生物が今後とも安全に過ごせるよう日本人皆で守っていきたいものと思います。



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