かしまミツバチプロジェクト

かしまミツバチプロジェクトの日々の活動の記録をブログで紹介します。

清真学園自然科学部の皆さんとニホンミツバチの巣板観察と蜜蝋作りをしました

2011-08-03 14:06:29 | ミツバチ

 自然科学部の皆さんが集まって先月(7月23日)捕獲したニホンミツバチの巣板観察してますとの連絡があり、清真学園に駆けつけました。夏休み中のために、捕獲に立ち会えなかった生徒さん達の観察用にお渡ししていた卵、幼虫、有蓋蜂児の付いた巣板を観察しているが、沢山のミツバチが孵化しているのと、小さな虫が沢山いますとのことでした。

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 理科室で観察しました。

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小さな虫というのは通称スムシと呼ばれるハチノスツヅリガの幼虫でした。このスムシはミツバチの巣を食い荒らす外敵です。

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 巣板を入れていたダンボール箱にもマユのようなものが作られ、沢山のスムシがいました。

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  スムシは魚釣りの餌に最適だと教えてあげたところ、早速校内の池でブルーギル釣りが始まりました。

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 入れ食い状態でブルーギルが釣れました。しかし、校内の池での釣りは禁止されていることを意識した生徒さん達は○○先生に叱られるから止めておこうと釣り竿で釣るのは2匹で中止。もちろん魚はキャッチアンドリリースできちんと池に返しました。その後はスムシを1匹ずつ池に投げ入れましたが、その度に直ぐにブルーギルが飛びついて食べていました。本当にスムシは魚の好物のようです。

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 理科室に帰ってくると先生が巣板を湯煎で溶かしておられました。古い巣板なので真っ黒です。

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 ある程度溶けたところでガーゼで濾過しました。

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濾過直後の蜜蝋と水の混ざった液です。これを静置して冷やすと、蜜蝋と水が分離して蜜蝋が採れることになります。但し、この蜜蝋はまだ雑物が混ざっていますので、もう一度溶かして漉す作業を二三度繰り返さないと出来上がりません。

 

 ダンボール箱で羽化していたミツバチ達は元の仲間のいる巣箱の前で放ちました。


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