かしまミツバチプロジェクト

かしまミツバチプロジェクトの日々の活動の記録をブログで紹介します。

保護したニホンミツバチのその後

2011-10-31 10:57:43 | ミツバチ

 

 10月8日に保護した小さな蜂球のニホンミツバチは、清真学園施設内の縦型式現代式巣箱に移住してもらい、次第に新しい住み処にも慣れ始め、活発に花粉を運ぶ様子が確認されました。そのため、10月22日にハチマイッターを取り外し始めて内検をしました。しかし、その際の内検が気に入らなかったのか、その後ミツバチ達の巣門からの出入りが減少してしまいました。29日には砂糖水を給餌しましたが、その時の砂糖水の減少状況と人工花粉(スーパーハッチ)を与えるために、本日そっと巣箱の上の蓋を取ってみました。巣箱の上に乗っている発砲スチロールは人工花粉を入れるための空間を確保するためのものです。3枚の巣板の隙間からミツバチ達が顔を覗かせていました。冬を越せるだけの群勢になることが出来るでしょうか。

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シナノキを植樹しました

2011-10-31 10:36:55 | ミツバチ

 

 蜜源植物として有名なシナノキを清真学園に植樹しました。理科室の前に3本植えました。

 シナノキは流蜜の多いことで有名ですが、豊凶の揺らぎも大きいそうです。しかし、いずれ大量の花蜜を出してくれることを期待して植えました。なお、この苗は行方市のTさんから今年の春に頂いたものです。

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ナタネの種を蒔きました

2011-10-26 16:07:50 | ミツバチ

先日開墾した土地にナタネの種を蒔きました。この種は藤原養蜂場から頂いたもので、製油用の「キザキノナタネ」という品種です。

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まず畝を作りました。

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 畝幅に対して4~5個の穴を開けて、各穴に数個の種子を蒔きました。芽が出たところで、各穴に対して1本の苗となるよう間引く予定です。ミツバチだけではなく、住民の皆さんにも喜んで頂ける菜の花が来春見事に咲くことを願っています。


菜の花畑のための開墾作業をしました

2011-10-19 20:51:27 | ミツバチ

 

 住宅地の一角に菜の花畑を作るための開墾作業をしました。来春のミツバチ達の蜜源にす

るだけではなく、春先の彩りも考慮して景観的にも映える場所として2箇所を選びました。地主

さんには無理をお願いして了解頂きました。2箇所で合計60坪程度の広さですが、葛の根っこ

や採石などが混ざった場所だったので大変な作業となりました。

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葛が繁茂する空き地でした。道路から3m程度を道路と平行に開墾しました。

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もう1箇所も葛が多いところでした。ここも道路から3m程度の幅で開墾しました。私達の仲間

の方のトラクターで耕起してもらいました。来週種蒔きを予定しています。


ニホンミツバチの蜂球を巣箱に移住させました

2011-10-10 11:58:08 | ミツバチ

  キュウイフルーツの棚に出来たニホンミツバチの蜂球が見つかり、これを巣箱に回収することになりました。

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 これが蜂球です。かなり小さな蜂球です。今から冬を越せるだけの蜂群に育成出来るのか不安がありますが、このままではスズメバチにもやられますので、回収することにしました。

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  蜂球に網を被せました。実はこの網は面布で急造したものです。面布は帽子に装着してミツバチから顔を防御するものです。この面布の片方を縛り、袋状にして蜂球に被せました。これで日暮れまでこのままにしました。

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日暮れまでにミツバチ達の受け入れ準備をしました。ミツバチは現代式縦型巣箱に移住させることにし、専用の人工巣脾に蜂蜜を擦り込みました。砂糖水を与えると、砂糖水がミツバチ達の餌、つまり蜂蜜になるまでには時間が掛かるのと、ミツバチ達が蜂蜜を作るまでに消耗してしまうため、直ぐに餌が食べられるよう蜂蜜を与えることにしました。

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 蜂場は蟻の多い場所のため、巣箱を置く台(集荷籠)には食用油を塗りました。蟻が這い上がりにくくするためです。

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 現代式縦型巣箱の準備状況です。3枚の巣脾を使い、両端の2枚に蜂蜜を塗り込んだ巣脾を配置しました。巣脾の両側に給餌箱を置き、これに少しだけ砂糖水も入れておきました。空間には新聞紙を丸めて詰めて断熱材としました。

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夕方の蜂球の様子です。昼間新しい巣を探しに出かけていた探索蜂達が帰ってきて網の上から蜂球にくっついていました。数は数十匹程でした。

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 探索蜂のくっついた網の上から袋を掛けて一網打尽にしました。枝にくっついた蜂は手で剥がして網の中に落とすようにしました。

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 捕獲したミツバチ達は網の中に入れてぶら下げながら持ち帰り、巣箱の前で網の口を広げ、巣門の中に誘導しました。

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 ほとんどの蜂が巣箱の中に入ってから女王蜂をしばらく閉じ込めるためにハチマイッターを取り付けました。