かしまミツバチプロジェクト

かしまミツバチプロジェクトの日々の活動の記録をブログで紹介します。

かしまミツバチプロジェクトファミリー見学会と活動説明会

2011-07-31 14:11:19 | ミツバチ

 

 6月に実施しました「養蜂基礎講座」の受講者の中からプロジェクト活動に参加したいと表明頂いた方々(かしまミツバチプロジェクトファミリー)を対象に「蜂場と内検作業見学会」と「活動説明会」を行いました。当日はあいにくの雨のため内検作業が出来ず、雨の合間に蜂場だけを簡単に見学頂きました。活動説明会では発足から今までの活動の数々を写真でご説明しました。来週から私達スタッフと一緒に活動することになりました。皆さん宜しくお願いします。

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街路花壇の除草作業を行いました

2011-07-27 11:58:35 | ミツバチ

雑草が伸びてきましたので、5人で街路花壇の除草作業を行いました。

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 作業を開始したころは少し雨が降っていましたが、太陽が顔を出さず除草日よりでした。200m区間の除草を行い、刈った草はアジサイの根元に敷きました。

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 いずれの花壇でも蜜源植物として植えたポーチュラカ(ハナスベリヒユ)とクリーピングタイムの株は大きくなっていました。右の写真のガードレールの下側にポーチュラカのオレンジの花がところどころに見えています。


清真学園蜂場が完成しました

2011-07-26 15:44:22 | ミツバチ

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  清真学園の施設内に写真のような蜂場が完成しました。巣箱には先日捕獲したニホンミツバチが入っています。現在は夏休み中ですが、夏期講習でたまたま登校していた自然科学部の生徒さん達6名が昨日見学に来られました。2学期からいよいよ飼育活動や蜜源調査の開始です。



鹿嶋パラダイスさんと交流しました

2011-07-25 11:16:48 | ミツバチ

 4年前に鹿嶋市に移り住み、無肥料・無農薬の農業を目指している唐澤秀氏が代表をされている「鹿嶋パラダイス」さんからお誘いを受けて農園に行ってきました。到着するなりハプニングが起こりました。

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車を止めさせて頂いた直ぐ側の椎の木の大木の根元に何とニホンミツバチの自然営巣群を発見しました。唐澤さんに伺うと6月頃にこの木の近くで分封群が蜂球を作っていたとのことですが、ご本人もまさかここにミツバチの巣があるなんて知らなかったと驚かれていました。

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まずは田圃の草取り作業の体験です。今や田圃で草取りの風景は見られなくなりましたが、無農薬でやろうとするとどうしても草取りは欠かせない作業となります。私を含めて田圃の草取りは初めてのメンバーがほとんどでしたが、2時間たっぷりと貴重な農業体験をすることが出来ました。

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棚田の一番上の田圃の草取りを半分程度出来たかどうかでした。木陰での休憩も爽やかでした。

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農業体験の後はピザパーティーが待っていました。これは自家製のピザ窯です。ドラム缶を半分に切って使っているのだそうです。ピザパーティーで使われていた野菜、小麦、米等の食材は全て自家製の無肥料・無農薬で採れたものばかりです。ピザに使われていたアンチョビも自家製とか。サラダ、マッシュルーム、ポテト、そしておにぎり全ておいしかったです。さらに酒造会社でわざわざ作ってもらっているという無肥料・無農薬の自家製のお米から出来たお酒も頂き一同大感激のひとときでした。

 唐澤氏から今の農業の抱える問題点を教えて頂きました。例えば飼料を海外から輸入し、その飼料で育てられた家畜の堆肥を海外に返さず、日本の国土に蒔き続けているため、日本の農地はどんどん富栄養化し、そのために害虫も発生しやすく、農薬も使わなければならなくなってきているのだそうです。土地の力を利用して栽培すると病気にもかからないし、おいしい野菜や米が採れるのだそうです。しかし、そのための労力は相当なものだと思いました。

 これからもミツバチを通してお互いの活動を通して交流出来ればと思います。

 


床下に営巣していたニホンミツバチを捕獲しました

2011-07-25 09:31:48 | ミツバチ

 住宅基礎の通風口からミツバチが出入りしているから見て欲しいと依頼があり、駆け観察したところニホンミツバチでした。

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これが通風口から出入りしているところです。これは確認のために出向いた5月に撮影したものです。住民の方、大家さん、ご近所の方皆さんが駆除を望まれており、床下に入って取って欲しいということになりました。しかし、ニホンミツバチの自然営巣群を巣箱に移植する作業の知識はあっても経験がありませんでしたので、まずは下見をさせて頂くことになりました。

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 ミツバチが営巣しているであろうところへ室内からアプローチするしかありません。畳を上げて、床板を剥がして、床下に潜り込みました。

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これが床下に営巣していたニホンミツバチの自然巣です。非常に大きいと思います。基礎に使われているコンクリートブロック2枚分に相当する大きさの巣板が垂れ下がっています。その先端には王台までも付いていました。

 さて、これをどう回収するか。電気掃除機でミツバチを吸い取り回収し、その後巣板を切り取り有蓋蜂児を巣箱に移植し、巣箱内に回収したミツバチを導入するという方法までは知識としてありましたが、いざ実行となると回収箱を作るためのノウハウがなく、メンバーで意見を出し合いながら、またインターネットで参考情報を得ながら回収箱を作りました。

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これが回収箱です。プラスチック製のケースを回収箱として使い、ケースの両側に穴を開けて電気掃除機のホースを取り付けられるようにしました。ケースの中にはタマネギネットを入れてあります。これにミツバチを集める作戦です。

 下見から一週間後いよいよ作戦開始です。

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狭い床下に潜り込み、2時間ほどかけてミツバチを吸い取り、巣板を切り取りました。二人でそれぞれ違う方向から巣板を観察しながらの回収作業でした。この作業が結構きつい作業となりました。

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 床の上では切り取った巣板の中から有蓋蜂児にいる部分を巣枠に取り付けられる大きさに成形しました。写真が見づらくなっているのは、床下からミツバチが飛び出てこないように室内に張った寒冷紗の外側から撮影しているからです。

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針金を張ったプラスチック製の巣枠に有蓋蜂児部分の巣板を挟み込み、巣板が倒れないように輪ゴムで押さえました。

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 これが回収したミツバチです。かなりの数がいるようです。しかし、これでも取り残しは大分発生してしまいました。夕方に作業を行いましたが、外から帰ってくるミツバチ達を完全には捕獲することは出来ませんでした。

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  有蓋蜂児の巣板3枚を入れた現代式縦型巣箱に捕獲したミツバチを誘導します。巣箱内が暗いため、ミツバチ達は自発的に巣箱内に入っていきました。巣箱内にはたっぷりとニホンミツバチの蜜蝋を塗り込み予め臭い付け、人工巣脾2枚に市販ハチミツを1Kg塗り込め、さらに給餌箱に糖液を入れ、人工花粉であるビーハッチャーも1枚いれました。

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 これが捕獲翌日の朝の写真です。捕獲したミツバチの中に女王蜂がいるものと考え、新しい場所で落ち着くまで逃げられないよう女王蜂を幽閉しておく「ハチマイッター」を取り付けておきました。なお、この新しい場所は捕獲場所から2km以上離れた場所になっています。ミツバチ達は元の巣のあった場所までは飛んでいけない距離を離しました。これで住み着いてくれるといいのですが。これから清真学園中学校自然科学部の生徒さん達と一緒にこのニホンミツバチを飼育していくことになります。