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日本バスケの未来

2014-12-09 19:06:08 | 14期生のブログリレー

こんにちは!

14期生の日野卓郎です。

皆さん、風邪などひかれてないでしょうか?

私が勤務している三田(田町)はホントにビル風が凄くて、毎朝ホントに辛いです(涙)

えーそんな中、ブログリレーも8目となりました。

寒さに負けず張り切っていきたいと思いますので、今回も宜しくお願い致します

   

今日は日本のスポーツについて書かせて頂きたいのですが、「日本でメジャーな人気スポーツは何ですか?」と聞かれて、皆さん何とお答えしますか?

野球、サッカー、相撲、柔道、フットサル、バレーボール‥色々と挙がると思いますが、バスケットボールを挙げる人はそんなに多くないのではないでしょうか

  

先日、珍しくバスケットボールに関する話題が新聞やインターネットのニュースなどで載っていました。しかしそれは決して喜ばしい内容ではありませんでした。

その内容というのは‥

 

「日本バスケ 国際試合からの追放の危機!」

 

記事を読んでいて非常に悲しくなってきました‥(涙)

私自身、学生時代はスラムダンクという漫画にハマり、バスケに青春を捧げた身なのですが、バスケットボールが未だ日本でメジャースポーツとして確立されないのが非常にもどかしいです。なぜなら、学生スポーツという括りで話をすると、バスケは間違いなくプレーヤー人口が最も多いスポーツの1つだからです。野球やサッカーといった人気スポーツにも引けをとりませんこれだけ学生スポーツとして(特に小・中・高校)人気があるにも関わらず、「学生スポーツ」という枠から飛び出してしまうと、途端に廃部だなんだと、景気の悪い話が飛び交います

そしてついに日本のバスケチーム世界からも見放されてしまいそうなのです

  

皆さんもご存知かもしれませんが、事の発端はというと、日本に存在する2つのバスケットボールリーグにあります。

1つはJBL(日本バスケットボールリーグ)といって、今年からNBLに名称が変わったのですが、1967年に実業団リーグが発展して発足した歴史あるリーグ。

もう1つはbjリーグといって、2005年に発足した新リーグ

 

なんで似たようなリーグが2つもあるの?

ややこしいから1つにしてよ。

この2つが統合しないと、国際試合を認めないよ?

というのが、FIBA(国際バスケットボール連盟)の言い分です

  

この言い分、私の様な単なるバスケ好きから見ても非常に真っ当だと思います。

1リーグ制にすればチーム数も増えるし、制度として分かり易いし、規模の利益でもっとバラエティー豊かなサービスを提供できるはずなんです。

しかし現実は期日までに結論がまとまらず、FIBAから最後通告を受けるという始末。

どうしてサッカーのJリーグやプロ野球のセ・リーグ&パ・リーグのようにシンプルにならないの?と素人目には思うのですが、これには非常に根の深い歴史的な問題があるようです。即ち、実業団リーグの発展系であるJBLに所属するチームの大多数は、あくまで福利厚生の一環でチームを運営しています。一方、bjリーグは「プロリーグ」と銘打って、文字通りプロとしてお客さんを集めて、ゲームをして、お客さんから頂いたお金で収益を上げてチームを運営しようと考えています。このように、チームを存続させる根本的な認識の違いが両者にあるのです。この認識の差がなかなか埋まらず、遂に国際的に見放されてしまうという事態を招いてしまったのです。

  

じゃあbjリーグをプロと認定して、日本代表もbjリーグから選べばいいでしょ?

 

そう思う方も多いと思いますが、バスケの日本代表というのは、ほぼ全員がJBLから選抜されています。JBLは歴史あるリーグで、かつ、大企業が運営しているチームとあって福利厚生面もバッチリ。その為、高校や大学で活躍した選手がJBLへ流れていきやすいのです。これは私の私見も入りますが、アマチュア集団であるJBLの日本代表と、プロ集団であるbjリーグの日本代表が試合したらどうなるか?恐らくアマチュア集団であるJBLが勝ちます。このような「プロなのにアマチュアより弱い」という矛盾が話を更にややこしくして、今日のような国際試合禁止の危機に直面する事態となったのです。

※FIBAも勿論、この点は指摘済み。アマチュアより弱いプロ集団なんてプロとして認めないよと言っています。

   

以上の様に、非常に根が深いというかややこしい事態に陥っている日本バスケなんですが、バスケ好きの子供を増やすためにも、未来のマイケルジョーダンを生むための明るい未来の為にも、両者の歩み寄りを期待したいです。

また、日本にはバスケというスポーツを通じて、日本の明るい未来を作りたいという素晴らしい夢を抱いた人が沢山います。そのような人達に、いつか診断士として何かお手伝い出来たらとても幸せだなぁと思いました。

   

最後まで読んで頂き、どうもありがとうございました。

日野 卓郎

コメント (3)
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