2014年11月、東北震災被災地を訪れる機会がありました。
そこで学んだことを紹介したいと思います。
3年経った被災地は瓦礫の山から未来に向けた年作りとして歩んでいるようです。
しかし、その内容は大規模な税金の投入や、人工的な盛り土、
自然と人間の格闘の図は何か複雑な気持ちになりました。
今回、陸前高田市から気仙沼を経て女川町まで廻ったのですが、
案内してくれた先輩診断士の言葉が心に響いたのです。
「診断士は頭で考えすぎなんですよ。もっと感じたままに動けばいい」
その方が会話の中で何気なく「中小企業診断士」について語った言葉です。
その方は3年前に会社をやめそのまま女川町の支援を続けています。
自身が阪神淡路大震災を経験したことから、
他人事と思えず駆けつけたそうです。
今ではすっかり現地でなくてはならない存在。
診断士としてどのように生きていくか。私自身模索する中で、
大きなヒントを得たように思えました。
経営コンサルティングという立場は頭を使う仕事ですが、
もっと大切なことは心にあると思います。
現地の汗と泥にまみれながら被災地支援を行う診断士が発すると
説得力があります。
「心で感じる診断士」
忘れてはいけないことですね。