東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

東京都中小企業診断士協会中央支部認定マスターコース「稼げる!プロコン育成塾」のブログ。経営・ビジネスに役立つ情報を発信

ドメインの決定をするかイノベーションか?

2012-03-28 01:00:00 | 11期生のブログリレー

 こんばんわ!酒井さんに急遽順番を変わっていただいた児玉です。

酒井さん、ご迷惑おかけしました。改めて深謝申し上げます。

最近は、期末で送別会シーズンですよね?飲みすぎて寝過ごして、駅員さんに起こされないようにご注意ください。(笑)

さて、今日は最近少し仕事をしながら考えたことを書きたいと思います。

最近の製造業(特に電機業界等)のおかれる環境は改めて厳しいなぁっと感じます。

①規模の経済(経験曲線効果も含む)が通用しない
 
 先ず、『教科書で学んだ』規模の経済が通用しづらくなっている。
意味は、生産量拡大(一人当たり生産性UP)→生産性向上「コスト削減」です。
これを狙い(日本の)電機メーカーは生産量を拡大し、規模の経済を図りましたが、日本のTV業界(3大メーカー全て)は価格低下についていけず赤字になり、撤退・縮小しています。その他、円高・タイ洪水なども起因。
 一方、シェアを上げ、世界シェア圧倒的NO1の韓国メーカー(S社)はどうでしょう?
彼らは日本より安い人件費で作り、円高も関係なく、国単位のマーケティングを図り、
素晴らしい戦略を用いています。しかし、結果はTV事業赤字です。

 このように、世界単位で過度の競争が生まれると、想定以上の価格競争が始まり、原価を下げても利益を創出できなくなります。(特に世界レベルで似たような商品で同質化競争をし、模倣困難性が極度に低下する為です)

実は、ほんの少し前迄花形(金のなる木)だった太陽光も急速に価格低下し、(私の想定ですが)直ぐに儲からなくなると思います。

このように、同質化+模倣困難性が低い商品を連打(特に年間発電量という数字の競争等)しても、儲からない時代になっていると感じます。


では、生き残るにはどうすればいいか?可能性は色々ありますが・・・

1.選択と集中で(ニッチ市場・ドメイン設定)で優位になる。(競争回避)「H立製作所・M電機等」
2.イノベーション創出と連打「アップル等」
3.シナジーある提携による模倣困難性構築
等々、その他色々考えましたが、今日はこの辺で終わりたいと思います。

それではお休みなさい。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする