una buona osteria.

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ぐんじょういろ

2014年06月10日 | 美術館のこと
またもや1ヶ月ほど前のことですが・・・
GW後半二日目、根津美術館の特別展「燕子花図と藤花図 光琳、応挙 美を競う」へ。

燕子花図と藤花図


GW前半に、宗達さんと光琳さんの「風神雷神図屏風」を見たばかりだったので、気持ち盛り上がったまま、途中の襖絵には目もくれずに一目散に展示室の奥へ。
人だかりの向こう、燕子花図と藤花図が、まさに美を競うようにスポットライトを浴びていました。
近くから、右から、左から、乾山作の角皿の向こうから、最後は真ん中のソファーに座って、じっくり堪能します。
光琳さんの燕子花は、金地に群青色と緑青色の濃淡だけで描かれているとはとても思えない、いきいきと美しく、こちらに迫ってくるよう。なんだろう、この品のいいおしゃれ加減、あぁ~やっぱり好きぃ~。
円山さんの藤花は、一筆で描かれたという枝と幹、まるでそこに本当にあるように描かれている藤の花。
静けさの中、ふわっと初夏の風が吹いたら、この藤の花はこんな風に風になびくのかしらぁ~などと妄想しながら拝見したりして。なるほどぉ~これが円山応挙ですかぁ~。

もう一度入口の方に戻って襖絵や屏風を拝見したり、其一さんの「夏秋渓流図屏風」の蝉に見入ったり、最後にもう一度美の競演を遠くから目に焼き付けて、もう一つのカキツバタを拝見しようと庭園へ。

庭園


青楓の間から照りつける、初夏の日差しがまぶしぃ~。

青楓


すぐにカキツバタに行き着いちゃったらつまんない・・・と、ちょっと遠回りしてのんびりお散歩していたら、お池の向こう、青楓の間から初夏の日差しと一緒に群青色のカキツバタが見えて来ました。

カキツバタ


人混みに紛れて、弘仁亭の前からも。
こちらのカキツバタの見ごろは、4月の下旬から5月初旬までとのこと。
お天気も良くて、良い日に来られました。

カキツバタ


今も目を閉じれば、暗がりの向こうに群青色の燕子花が色鮮やかに浮かびます♪


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