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阿部サダヲ さすがの演技でした。
サイコパスから小役人まで、阿部サダヲが演じれば、哀愁が生まれる。
まきもとは規範から逸脱した公務員である。孤独死した市民を見送る係をしている。孤独死した人間を無縁仏とせざるを得ない場合、遺骸引き取り、火葬、しかるべき場所に安置には、時間的ルールがある。
まきもとの信念は、すべての仏様には親戚縁者の弔いが必要、その一点であり、従って役所のデスク周辺は白い箱で溢れている。そして警察側の担当者とは犬猿の仲である。
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この作品は、2015年本邦公開のイギリス映画のリメイク。『おみおくりの作法』は鑑賞済であるから、まきもとの悲しい最期はわかっていた。
まきもとを見送ったのは、犬猿だった警察官。続くラストは、ひとつのファンタジーである。