定年 再就職とシネマの日々(旧かんちゃんSr.のオヤジな日々)

あと3年で70の大台です。再雇用の職場も定年、パート仕事をしています。映画と写真を愛しているオヤジです。

労組なのかギャング団なのか

2019年12月24日 20時43分00秒 | 日記
予習なしに3時間29分

就職へのプロセスとしての、就活インターンシップは花盛りの現況だが、欧米のそれとは似て非なるものだ。
『マイ・インターン』(2015年)の好好爺・ロバート・デ・ニーロも良かったが、
ギャングスターのデ・ニーロ本領発揮の『アイリッシュマン』である。

労働組合が政党の支持基盤となるのは、我が国でも同様。だが全米トラック運転手組合は、全盛期150万人の構成で、利権・幹部の自己保身を巡って、喧嘩の域をはるかに凌ぐギャング団と化している。加えて構成員の出身民族のマフィアと絡んで、抗争はエスカレートするばかり。

組合指導者 ジミー・ホッファ(アル・パチーノ演)の手足となって働いた労組支部長をデ・ニーロが演じる。家庭では妻と娘たちに囲まれジェントルな父、一旦戦闘モードにスイッチすると手がつけられぬ二重性。
地位へのしがみつきぶり、尋常ではないアル・パチーノの精神の壊れ方も見もの。

何しろ3.5時間、知らずに入場チケットを予約した。もちろん一睡もしなかったが、一度トイレには立ちました。