定年 再就職とシネマの日々(旧かんちゃんSr.のオヤジな日々)

あと3年で70の大台です。再雇用の職場も定年、パート仕事をしています。映画と写真を愛しているオヤジです。

監督の腕

2017年12月28日 21時50分52秒 | 日記

見応えあり。

埼玉県内であろう地方の市の、利権に絡んだ暗闇の部分を、実力者(メチャクチャな男)を父にもった三兄弟を通して描写していく。
長男は薬にも手を出すアウトロー、三男はヤクザのシノギに加担している。唯一、真っ当に見える市会議員の次男に、実は人間の情が存在しないことを描き切っている。

期待以上だった。
年間150本近くの映画鑑賞をしても、公開作品のごく一部だ。あえて評論家目線を許してもらうならば、この作品の入江悠監督は腕を上げた。
世に出た監督作『SR サイタマノラッパー』の自主制作映画的シロウトっぽさが微塵もない。
アウトレイジの第1作目を観た時と、同種の衝撃があった。