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田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

イカリソウもムスカリ咲いた 遅くなったなった俺の春

2013年04月05日 | 日記

4月5日(金) 晴れ  花曇りと言う 薄い曇か花曇り  午後には風が吹き始める

新年度となり俺的には正月よりも4月が新たな年を迎えるに相応しく感じる。永年勤めた職場も4月からはじまり、小学校から数えると18年間を過ごした、児童、生徒、学生と名を変えて育ったころを思うとしっかり4月が歳の始まりと感じるのも致し方無いことだろう。

春爛漫の4月、尤も近頃は温暖化と言う声も耳慣れしてしまったが、東京では3月に桜が満開になる。俺が信州に移り住んで早くも13年目になる。信州でも俺の住まう山裾の春は地面に近い草も木々の花々も一斉に短い間に咲きそろう。

庭の水仙も尖った花芽を天に向けていたのは、ホンの僅かな間で花が開きだした。水仙もいろいろで花びらが白いく中央が黄色いものや、花全体が黄色いモノ、中央のラッパの先が赤いリングになったものなどいろいろある。中でも福井の海岸線に咲き揃う越前水仙だけは山裾では育たない。植えた年はヨイが次の年は背丈も短く、香もない。3年も経つと姿が消える不思議な種類だ。

我が家では一番に咲く花はどれかと言うと、3月のブログにも紹介し忘れたが、玄関前の石段のメジにタネが飛んだ三色スミレだろう。鉢植えのパンジーの原種的なものと思うが、葉や茎の大きさより数倍は大きな花を広げると引っこ抜くわけにはいかない。

水仙が咲き出すと辺りはまだ冬のなごりが多い枯葉を突き破って顔をだすムスカリがいる。これも数株づつ植えたのがタネがこぼれて流れる雨水に身を任せてジグザグに青紫の花を見せる。今はまだ蕾の状態だが、ベルを沢山積み上げたような花、庭を無造作に歩き回ると靴の下敷きになる花がいる。ムスカリの近くで少し前は淋しく花を見せていたヒメオドリコソウ、今は沢山の踊り子仲間が集まってまだまだ寒さが戻るから ・ ・ ・ 花を大きく広げないほうがいいね とケムクジャラの葉の陰でちいさく花を開いていた。

地面ばかり見て歩くなと風にのっと僅かな透きとおる香を投げかけてきた梅、やっと花が開いた。南高梅だと聞いて苗を購入した覚えがあるが、毎年のように実が成る前に虫たちにヤられる。午後からの強い風がボンヤリした雲を吹き払い青空を見せてくれたのが梅の白さを一層引き立てた。

春先に咲く白い花と言えば梅にならんで、シロバナイカリソウも既に花を開いている。西に傾いた斜めの光線を受けながら、この花も短い開花期間を待つのが楽しい。今年の春はイカリソウの花を見損なうのではないかと気になっていたが、それは昨年4月からの地区の役員の作業に追われたことにある。年度末と年度初めの慌ただしさも町や県に提出する農業系の書類が難しい。「農地水保全管理支払交付金事業」と如何にも管理された補助金、使うのと管理するのとでは大違いな面がある。地域の役をすることはいろいろなことを覚えるし人との交わりも増える。それに伴うリスクが少々大きなような感じている。このことはつい口が滑ったようなことだが ・ ・ ・ ココだけの話しにしておこう。

新年度も本格的に始動して梅が咲き出したら桜は未だか、っと決まり切った台詞、ここ山裾でも集落の公園では十月桜は既に昨年から咲いていた。染井吉野まだまだ硬い蕾だが、プリンセス雅は蕾に紅の色が見え始めた。俺の春は4月の中半に始まると思うが、楽しみながら作業をこなしていこう。

 

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