5月22日(火) 晴れ 風は冷たい 昼からは 雨 夜には止む
予定では草刈りをするツモリだったが、昨夜の天気予報で朝からアメ、それでは草刈りは止めにして、溜まっている家の中での作業を ・ ・ ・
しかし、5時過ぎに眼を覚ますと、太陽が眩しい、青空が広がり清々しい朝になっている。それでは草刈りを ・ ・ ・ と云うことには身体が向かない。午前中は予定どおりにPCの中の昨年度のことを整理した。本来なら冬の間、それも1月~3月上旬に済ませて置けば良いのだが、この時期を思い返すと年度末に向けて行事が多く、それも致し方ないこととするしかない。尤も済んだこと、午前中の作業では片がつかないが次の機会に廻すことにした。過去の記録はいろいろだが、今年度からは関わっている団体の庶務的なこと、趣味的なことを含め全てOneNoteに記録している。
朝飯のあとに不思議に思っていたオダマキの蕾を見に行く。昨日までは尖った花芽が上を向いていたが、この花が咲く直前を見たことがない。花芽が上を向いてでて次はどのようなタイミングで下を向くのか?錦木の植え込みの近くでは咲き出そうとしていたオダマキ、既に花を開く体勢を整えていた。
午後は町の「誰でも参加できる」と云う、“スズラン学級”の開校式に出席した。このスズラン学級、嘗ては「老人クラブ連合会」が主催としてやっていたが、老人が老人と思わない時代になり、参加者が少なくなっている。そう言う俺も、開校式以外は興味のある講座には参加しようと思うが ・ ・ ・ 足が向かない。配れたレジメを見ると「例年、老人クラブ連合会役員にお願いをし、学級の運営委員を兼ねてもらっていたが ・ ・ ・ 本年度は、公民館が主体となり事業を計画していく。運営委員会のあり方については、本年度検討して行く」とある。やはり、誰かがやろうと云う気概がないようだ。
このような状況を簡単に教育委員会職員が説明したあとに、上田市真田町戸沢地区の「ねじとわら馬引きの里」という講演があった。この行事は新聞でも取り上げられていて真田町の広報に詳しく掲載されているので下記サイトを見て欲しい。http://www.azarean.jp/Group1/Files/147/Kouhou20100315.pdf
話はこの戸沢集落で代々続いている“ねじ”を、町おこしに取り上げ、上田市の補助金を得てパンフレットを作り、地区に観光スポットとして盛り上げようと云う経過をスライドを見ながら説明をしてくれた。また、この事業の締め括りとした冊子にまとめたと云うことだ。何処の集落でも「これをやろう」言い出すと、言い出した者が先導しなくてはならなくなるのは同じ事のようだ。この戸沢ではその先導役が役場職員だったことが、大きな意味合いがあるのだろう。
俺が住む山裾の集落でも、昔は2月に藁馬を曳きながら集落内の道祖神を巡ったと聞く、これは初午(稲荷神社の縁日)だったのだろうが、町の中で稲荷神社を余り見ないのは何故だろう?東京では諏訪社と稲荷神社が合わさった諏訪稲荷神社があったが、信州ではどうなのだろう?また、どんど焼きで焼いた餅を道祖神に貼り付けることは山裾集落でもやっている。このときは道祖神の凹みには餅がねじ込まれる。この風習も風邪を引かないとか無病息災の意味合いがある。唯々、昔からの言い伝えを行事として担っていくことから、新しい発想で展開し、そこへ地域の多くの人を巻き込むことが大切なのだろう。
帰りにTさんのお宅へ立ち寄ったら、S女史が雨合羽を着こんで作業をしていた。俺は雨が降る予報で萎えてしまったことに反省しきり ・ ・ ・