5月6日(日) 晴れから雨の繰り返し 断続的な強い風
午前中に月末の道普請の書類をつくり、それぞれの班長宅へ届けようとしたときに激しく雨が降り出した。風も強く空には積乱雲がグングンと西から南へと昇っていく。間髪を入れずに稲光と雷鳴がひびき更に雨と風が激しくなった。
予定を変更して雨の止むのを待つまでもなく、直ぐに曇が割れ陽が射してきた。濡れた屋根が光り、昨日まで持ちこたえた桜の花も大分雨に打たれて散ったものが多かった。それでも大山桜はまだまだ花びらを残していた。
昼前に一廻りをして戻ると、庭の隅にある庭梅の花が開いていた。少し前は硬い蕾だけだったがこの処の暖かさで一気に花が開いたようだ。この花も夏には赤い実を着けて、果実酒に良いと云われている。我が家では数年前に造ったままの瓶が何処かにあるが、今年はジャムにでもしてみようと思う。完熟した実をつまんで口に含むと、強い酸味のあとに同じくらい強く甘みを感じる。
午後は相変わらずの天気で強い風と雨が続いた。筑波市では竜巻の被害がでたと夕方のTVのニュースで報じていたが、友人が住む筑波はどうだったのだろう?被害がなければよいのだが ・ ・ ・
夜になって障子が月に照らされて明るくなっている。ガラス戸を開けてしばし寒月としゃれ込んだが、昼間とはことなる澄んだ空気の冷たさが心地よい。荒れ狂った立夏の今日を詫びるかのように、ベールを被った満月が姿を表した。
春嵐に 詫びと覚しき おぼろ月(哉)