田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

冷たい風にも負けず花たちは健気に開花している

2012年05月12日 | 日記

5月12日(土) 曇り   晴れ   午後は冷たい風ながら快晴

昼過ぎ、それも夕方に近い5時少し前に庭を一廻りした。このところ冷たい空気の流れ込みで、花の開くのが遅くなっている。“亜麻”が始めて一つだけ花が開いた。しかも、何時もの咲く場所からは坂を登り離れている。種が雨水の流れに身をまかせ流れ着いたとは思えない。これは蟻の仕業だろうか?俺が町の北部のりんご園から坂を登り運び込むリンゴの一枝と同じに思えた。亜麻ののように美しさを見せることはできないが、親近感が湧く。

陽も伸びて日没は午後7時近くになった。まだ、5時前だと西日と云うよりも草花を斜めに照らす絶好のライティングだろう。浅間山は影のできないのっぺりとした表情で、物足りなさを感じるが、久しぶりに全容を見せたところで記念撮影とした。

鈴蘭も桜草もことしは遅い春でいつもと姿がちがう。鈴蘭は葉が少なく、やけに花が目立つ。桜草も春一番で芽を出したが、4月の雪で葉先が枯れた。花数も少く、直立した姿が日本的な美しさだろうか。

畑に向かうと、去年の白菜かレタスの残り菜から薹がたち黄色い花を見せた。その茎にはカメムシの仲間“ナガメ”がいた。俺がレンズを近づけるとクルッと茎の反対側に逃げる。この種はアブラナ科に二列に卵を産み付ける。幼虫も同じような黒字に赤の紋様だが、アフリカの原住民の持つ楯に描かれる紋様と似ているし、見方に依っては歌舞伎の隈取りのようにも見えるのがよい。

この冬は鹿の害が多く、山には彼等の食う物がないのか、集落内ではほうれん草や冬菜など全滅だと云う。我が家の庭のように野菜が無くても、サクランボの枝や、グミの木、タラの木などが被害にあった。

しかし、鹿の食害にも負けずにグミは沢山の花を着けた。花を開いているのは僅かだが、虫の姿見えない。蜂もほんとに少ない。このまま受粉ができるのだろうか?グミの葉をよく見るとアブラムシが着いている。そして、それを捕食するナミテントウ虫の雌がいた。虫が少ない時に貴重な益虫、腹一杯アブラムシを食ってもらいたい。

山際のタラの木、鹿にトゲトゲの皮まで喰われ、枯れてしまうかと思ったが ・ ・ ・ どうやらしっかりと芽を出してくれた。今年の天ぷらはこの木から採るのは無理だと思って見もしなかったが、こほど大きくなったら採る人もいないだろう。もう一つの発見は、鹿に大半を食われて枯れてしまった“ニワザクラ”ひこばえが大きく育ち花を着けてくれた。西からの光線で一際美しさを見せてくれる。この冬は鹿から守る手立てをしよう。

夕方、暗くなってから電話が鳴った。運送屋が荷物を持ってきたが場所が解らないと云う。たしかに、ここはナビでも圏外となり、況してや夜だと人がいないし、灯りの点いている家でも、戸を開けることはない。俺が道路まででて迎えたが、荷物はYahoo!のオークションで購入した『中閉じホッチキス』。以前から欲しいと思っていたが、高額で手が出せなかった ・ ・ ・ さて、年に何回くらい使うのか?と云う声が聞こえてきそうだ。

これで新聞でもパンフレットでもバラバラにならないょ

文房具 ぃゃ ステーショナリーと呼んで欲しい

 ・ ・ ・ 男の趣味だぁ~

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする