トランプ氏は午前中オバマ大統領とホワイトハウスで最後の引き継ぎを行い正午ごろ
連邦議会会議事堂前の就任式で45代米国大統領として宣誓を行いました。
トランプ氏は就任前からTwitterに過激な挑戦的書き込みで世間の耳目を集めて
就任演説が注目されて居ました。
就任演説は予想通りまず米国第1主義を強く打ち出し、再び偉大な米国を建設しようと
呼びかけた。
自国の国益優先するのは各国の当然の権利である事。
米国の政治をワシントンDCから国民のものに取り戻そう。
米国製品を購入し、米国の雇用を確保する。
是までの同盟国と融和は図るがまず自国優先とする。
そのためTPPからの脱退・NAFTAの見直しを行う。
イスラムテロとの戦い強化・メキシコとの国境封鎖を行う事。
全米に新しい鉄道・空港・道路を整備する。
貴方の夢・希望が偉大な米国と成ると呼びかけた。
今回米国大統領は、史上最低40%の支持率とも言われ民主党議員70名は就任式出席を
拒否し、少なくとも100団体数十万人の反対デモが行われると言う異常事態での就任式
2800名の州兵が動員され警備に当たったが、一部ではデモ隊と衝突し投石や催眠弾が
使用され、緊迫した事態となったとの事。
失業した米国中産階級の支援で誕生し余り評判がよくないトランプ新大統領。
世界が一番懸念するのは米国の保護貿易政策・対中国・対ロシア関係です。
中国に対しては一つの中国の否定・習主席を持ち上げ最強の同盟国と言明。
ロシアに対しても制裁政策停止・プーチン氏を偉大なリーダーと言いながら、対決姿勢は
崩して居ません。
欧州各国はEU離脱を容認する発言をしたトランプ氏に不快感を表し、EUより親ロ優先
に成るこ事を懸念して居るとか。
トランプ氏は日本に対しても防衛費等見直しを迫り、日米同盟見直しを示唆しています。
阿倍首相にとっては頼みのTPP協約のハシゴを外され事実上壊滅したのが痛い。
阿倍首相は早急に訪米し新しい日米の絆構築を話あう旨表明した。
米国にとって日本は一番の同盟国である事をアッピールする考えの様だ。
果たしてこの思いがトランプ新大統領に通じるか?
鼻先であしらわれるのがオチではないか心配ですね。