先般IMFが世界経済見通しを発表しました。
日本は16年度GDP成長率は0・5%で17年度はマイナス0・1%と云う厳しい内容でした。
世界全体では16年度は3・2%で17年度は3・5%と推定しました。
IMFは中国に関しては16年度6・5%で17年度6・2%と飛び離れて居ました。
世界銀行は中国に関して16年度6・7%で17年度6・5%と予測。
アジア開発銀行は16年度6・5%で17年度6・3%と余り大差ない予測です。
これに対して中国の予測は16年度6・5~7%で17年度は6・5%以上でした。
中国国家統計局が2016年1~3月期のGDP速報値を発表しました。
それによると実質GDPの成長率は前年同期比で6・7%増となった。
ただ15年10~12月期のGDPは6・8%だったので減速した事になる。
中国のGDPは大体日本のGDPの2倍の1000兆超えですから、たった1%でも
10兆円の減となる勘定です。
大変大きいですね。
ただ中国のGDPの計算方法は先進国の遣り方とは違うので、丸々信ずる訳には
行かない点もある。
中国が発表したGDP速報値の内容は、固定資産の伸び率の低下・インフラ投資が
大きく伸びて居るとか。
不動産開発投資が伸び、一部大都市では不動産バブルが再燃して居る模様。
政府はあわてて住宅購入規制強化に乗りだしとか。
投資主導から消費主導への構造改革・経済減速・労働争議の賃金未払い等々と
多くの難問を抱えて居る中国共産党は、どう舵をとるのでしょうね。