99%発効寸前に、オバマ米国大統領が交替し、折角長年交渉し合意したTPPが頓挫
しました。
しかしこのTPPこそが太平洋圏経済発展の礎になると、日本・豪州・ニュージランド
カナダ等がそれでは米国抜きで何とかならないかと動きだした。
TPP協定が潰れた今中国にとっては絶好の狩り場となって居ます。
TPPと同じ趣旨で創設されたRCEPには、ASEAN10ケ国・日中韓・壕・インド
ニュージランドの16ヶ国が加盟して居るが、RCEPは中国主導で創設されたものです。
当然中国の影響力が深く関わって居ます。
中国は日米主導のアジア開発銀行ADBに対抗してAIIBを創設し中国主導のインフラ
推進して居ます。
アジアでの経済や金融面で主導権を握りつつある中国に何とか対抗出来るのがTPPでした。
其処で米国抜きでTPPを締結させようと日本・豪州・ニュージランド・カナダ等が動き
だしたと言う次第です。
果たして米国抜きのTPP発効可能なのか?
成功率はゼロではないが、先行きは暗いのが正直な所です。
トランプ氏の鼻をあかしたいのは山々だが現実は厳しい様です。
TPP協議で合意した12ケ国の内米国を除く11ケ国それぞれ複雑な、国情を持って居ます。
今更と言う国も多いと思う。
日本・豪州・ニュージランドは、カナダのトロントで11月開催されるAPEC首脳会議で
米国抜きTPP首席交渉官会合を開き何とかTPP復活を図りたい意向。
しかし各国の思惑で結果は不透明との事。
なんとかトランプ氏の鼻をあかしたいですね。