東京五輪は何処にも負けない様と予算が膨れ上がり一時は３兆円と言う程でした。
流石これは掛かり過ぎと言うＩＯＣの圧力で、圧縮へと動いた。
東京五輪はそもそも東京都主催で招致したものですが、国際大会のオリンピック
を自治体だけで開催は困難です。
其処で国を挙げての国家事業となり様々な思惑が交差する事になります。
東京五輪組織委員会が設立され中心に動きます。
この会長には自民党の大物代議士が任命され組織委員会を牛耳る事となった。
東京五輪は東京都はそっちのけで、国と組織委の思うがまま走り出した。
しかし東京都知事の不祥事件で知事が交代したので事が面倒な事となった。
メイン会場の国立競技場建設や東京五輪エンブラム選定で組織委は大きなミス
をして国際信用を大きく損なった。
そして経費削減のため、３競技場建設でとうとうＩＯＣまで引っ張りだして
４者会談まで行い、今なおバレー競技場は決まって居ません。
今回東京五輪組織委員会が纏めた総予算は下記の通りです。
運営費は８２００億円で、内訳は国等が４１００億円、組織委が４１００億円折半。
仮設施設建造等が３３００億円で、内訳国２４００億円、組織委９００億円。
恒久施設建設３５００億円でこれは丸々国家負担。
予備費は１１００～３４００億円でこれも丸々国家負担。
総経費は最大１兆８０００億円で、内訳は国が最大１兆３４００億円負担して
組織委が５０００億円負担となる。
恒施設建造では新国立競技場建設１４９０億円が大きく占めます。
しかし当初予定額の３０００億円を大きく削減出来た。
しかしそれでも世界の常識からは外れて居るとの説もある。
当初東京都がＩＯＣに出した予算は７３４０億円でしたが、それがあっと言う
間に３兆円に膨れ上がった。
今年の１１月組織委員会はＩＯＣに経費は２兆円を切ると見通しを発表したが
ＩＯＣはそれでも高すぎると経費削減を迫られた。
それで今回最大１兆８０００億円と試算した訳です。
さて此の案で果たして東京五輪は開催出来るのか？
三度目の失敗は許されませんね。
