日々好日

さて今日のニュースは

トヨタ1・8兆円営業利益されど雇用増えず

2013-05-09 09:14:11 | Weblog
今回のアベノミクスの恩恵を最も蒙って居るのが自動車・家電等の輸出企業の様だ。

トヨタ自動車は2014年度3月期連結営業利益が1兆8000億円になる予想と
発表しました。

円安効果で来年3月まで好況が続くとソロバンを弾いたのでしょう。

今年の3月までの13年度3月期連結営業利益は1兆3208億円でした。
売り上げ高は22兆6414億円。純利益は9621億円でした。
また国内生産の儲けを示すトヨタ単体の営業利益は2421億円と5年振りの黒字
確保して居ます。

14年度も此が維持出来ると踏んでの強気の発表と思われます。

此も全て円安のお陰です。

なにせ1円、円安が進むと営業利益は400億円増えると云う状況ですから・・・

しかしトヨタは生産シフトは海外にあって、此だけ儲けを出しても国内の投資や
雇用増には繋がらないと云う点が問題です。

この様な状況は今後恐らく他の企業も同じ様な現象が起きて、益々日本産業の
空洞化が進行する恐れが出て来ました。

会社存続を優先する企業はもはや日本と云う狭い土俵の中での勝負では成り立たない
事を思い知りドンドン海外へ逃げ出して行くのでしょう。

日本経済や日本の雇用だけしか目を向けない政府の政策ではもはや立ちゆかなく
なりつつあるのでしょう。

政府のTPP協定交渉参加決定は益々企業の海外シフトを増加させ国内産業空洞化
はより深刻化する恐れが出て来た様です。

我が国の1億近くの人の働く人の雇用は一体どうする積もりなのでしょうか?

朴韓国大統領北朝鮮を餌に対日関係改善を米に迫る

2013-05-09 07:19:46 | Weblog
緊迫した北朝鮮関連を背景に米国を訪問した韓国朴大統領とオバマ米国大統領の
米韓首脳会談は、先に行われた安倍首相とオバマ大統領のとの日米首脳会談とは
較べようない破格の待遇の様だ。

今回韓国大統領に就任して初めての米韓首脳会談です。

この会談で打ち出したのは、米国・韓国両国は北朝鮮が非核化に協力するならば
長期的信頼関係を構築する用意があると言う柔軟な姿勢でした。

韓国は此まで金大統領の太陽政策や虞大統領の北朝鮮融和政策で、米国プッシュ
大統領の強固路線とは相入れない点があって一時米韓はギクシャしました。

次の李韓国大統領は今度は180度変更で米政府同様強固路線となりました。
米韓は蜜月期間を過ごしたが北朝鮮は金正恩第一書記体制になり急激に核開発
やミサイル発射と挑発的になって来ました。

韓国も李大統領から朴大統領に交代し、朴政権は対話路線に戦術変更いました。

北朝鮮と無意味な抗争で得る事は少ない韓国は対話する用意があると、北朝鮮
に呼びかけました、

今回の米韓首脳会談も大体その路線を引き継いだものと思われます。

強硬策は、益々北朝鮮を追い詰め良い結果にはならないと云う考え方で、朴大統領
は条件つきの対話で局面を打開しようとして米国に協力を呼びかけたものと思われ
ます。

今回の米韓首脳会談の骨子は「米韓同盟は朝鮮半島とアジアの平和の要である」。
従って北朝鮮の挑発行為は容認し難い事。
北朝鮮が非核化への意志を行動で示せば対話に応じる」

と言った条件つきの対話戦略です。

北朝鮮も発射するのかしないのかで気を持たせた新型中距離弾道ミサイル「ムスダン」
を北朝鮮はとうとう発射せず発射場から撤去しました。

考え方からすれば、敢えて強硬策は得策でないと判断した北朝鮮側の戦略とも思われ
て大変良い傾向の様ですが此も作戦の内かも知れませんね。

一向に北朝鮮と対等な対話に乗ってこない米政府に、核の力しかないとする北朝鮮が
このまま引き下がるか大変疑問です。

特に北朝鮮は朴政権には激しい憎悪を抱いて居る様で、北朝鮮の開城工業団地からの
韓国企業追い出しと云う強固手段がとられました。

現在韓国が抱いて居るより最悪な状況に北朝鮮関係はなって居る様です。

北朝鮮は韓国等は問題にしてない様で、問題は米国と直接会話を取り付ける事がまず
先決としている様にも思えます。

其れは良いとして今回米韓首脳会談で朴大統領がオバマ大統領に北東アジアの平和には
日本の正しい歴史認識が必要と直訴した事です。

いわば北朝鮮政策に協力するから日本を何とかして呉れと直訴した事です。

米国にとっては両国とも同盟国ですから両国がいがみ合う事は好みません。

しかし韓国の日本嫌いが、日本の韓国嫌いを上回って居る事実からして、下手に動くと
両方から嫌われる事になるので迂闊に動けないと云う事です。

ここで敢えて朴大統領が日本の歴史認識を云々する真意は何だろうか?