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日々好日

さて今日のニュースは

台湾立法院選

2008-01-13 16:14:57 | Weblog
台湾の総統選挙の前哨戦と言われる台湾立法院選で与党民主進歩党が歴史的惨敗を
喫し陳水扁総督の党主席辞任と言う事態に発展しました。
台湾とは現に存在して居るにも関わらず存在しない國で、日本にとっては非常に
大切な國の一つだと言えます。
中国の急激な強国化に伴いそれまで後ろ盾だった米国が豹変し米中融合時代になり
日本もご多分に漏れず国交断絶状態になった。
それでも経済面では日本台湾は密接な関係になり、特に台湾は決まっていた欧州の
高速鉄道を日本の新幹線に逆転採用してくれたり随分力になって呉れています。
それに対し日本政府は中国のご機嫌を損じない様に台湾総統の来日さえ断って居る
有様です。今回の台湾国連加盟申請にしても中米やアフリカの友好国16ケ国の 申請でなされたと言う。これに対し中国の反対は当然としても米国日本までもが
反対で審議の対象にもならなかったとか。
06年データーで台湾からの来日人数135万人台湾への渡航者数116万人。
対台湾への輸出額442億ドル、台湾からの輸入額203億ドルと言う。
中国との貿易額と比べれば比較にならないと言ってしまえばそれまでですが、日本と台湾とのお付き合いは大切にしたいものです。
ただ台湾人政権を誕生させながら、この8年間成果が乏しい陳政権にノーを突きつけた格好です。台湾人意識の徹底による台湾独立の危機感を感じた中国が得意のチャイナーマネーや中国の影をちらつかせたのが、敗因の一つと言われる。
何れにしても国民党は地についた経済重視の現実路線が功を奏し馬前主席が圧倒的
支持を得た事になる。総統選でも恐らく国民党有利と言われ台湾は大きく変わると
思われます。
日本政府はそれに対しどう対処するのか?間違った選択のない様願いたいものだ。