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三嶺の森をまもるみんなの会ホームページ
本来、自然の森には多様で大小の樹木とその下層にかん木、ササ、シダ、草花などの植生が茂っ
ているのが一般的な姿です。しかし、現実には人工林はおろか、盤石だった三嶺の森のような豊か
な自然林さえ下層植生の大半が失われています。
人工林は主に手入れ不足によって、また一部の高密度生息地域でのシカの食害(左写真参照)に
よって、下層植生が失われています。
三嶺山系の自然林内の下層植生の大半も最近の4,5年の間にシカの食害によって、そのほとん
どが失われてしまいました。
下層植生の消失は保水力低下や土砂流出・崩壊につながることから、私たちは「森と水」・流域
の視点から問題にしてきましたが、そればかりか森林生態系・森の仕組みにも多大な影響があるで
あろうという観点から、今回のミニ講演会を開催し、共通認識を深めたいと思います。
なお、講演・質疑終了後には、大きな群れが三嶺山頂周辺に迫る最新の三嶺・剣山系のシカと被
害状況等の情報交換をしたいと思います。
「みんなの会ネットワーク」 会員ならびに一般の方々のご参加をお待ちしています。
【日 時】平成22年3月22日(月曜日)13時30分から15時30分
【場 所】森林総合センター・情報交流館(香美市土佐山田町大平)
【講 師】佐藤重穂 (森林総合研究所四国支所) 約1時間
【テーマ】「森林の下層植生の消失による生態系への影響」
【講演後】三嶺のシカと対策に関する情報交換等
【問い合わせ先】坂本彰(090-3460-8004)または依光良三(090-4338-5209)
会場地図(高知県環境共生課HP)
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