したのやムラ便りG

東京の片隅に眠る下野谷遺跡。「したのやムラ」と呼ばれる縄文のムラがありました… (non official site)

「第4回 縄文の森の秋まつり」のこと⑤ 『勾玉づくり』

2010年10月30日 09時01分17秒 | したのや情景

台風14号が来ているので、今日は1日雨とか。

来週3日は『民具展示』。台風のあとの秋晴れ予報信じてます。

                                                                  さて、お祭りの続きです。

早稲田大学には、考古学研究室以外にもう一つ、

考古学好きの学生の集まっているところがあります。

それが、早稲田大学考古学研究会=考研です。

こちらは学生サークルで、会員の学部もいろいろ、他大学の学生もいます。

学生サークルですが、多くの考古学研究者を輩出してきた、歴史あるサークルです。

                                                                  今回のお祭りでは、こちらの学生さんも大活躍!

昨年に引き続き『勾玉づくり』ブースを開いてくれました。

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勾玉ブースは大人気。

受付で、勾玉キットをもらい、お姉さん、お兄さんに作り方をならいます。

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こちらが『勾玉キット』。

手作りの『勾玉読本』つき。

縄文時代には、ヒスイなどの堅い石も使いますが、

今回は柔らかい「ろうせき」(昔、道路に絵を描いて遊びませんでしたか?)

を使っていました。

削る道具も、縄文時代は石の道具でしたが、今回は紙やすり。

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こんな、紙芝居風屋さんふうの説明をきいて

(考研のみんなの似顔絵つき。似てる!!)

勾玉づくり開始!

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みんな一生懸命。

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完成した勾玉を首から下げて、さあ!次のブースに行こう!

                                                                 考研のみなさん、お疲れさま!

会場には、後輩の活躍を聞きつけた、地元に住む大大先輩達も訪れ、

歴史あるサークルのあったかい絆を感じました。

                                                                 ところで、どこでも、大人気の勾玉ですが、

あの、くにゅっとした形は、まだ縄文時代には、あまりありません。

下野谷遺跡でも、ペンダントトップと考えられる石の玉が見つかっていますが、

形はイノシシの牙にそっくりです。

したのやムラの狩りのリーダー「ぎん」がつけている

獲物のイノシシの牙のお守りに似せて作ったのかも。

Photo_2©S.Takishima2007

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