絵話塾だより

Gallery Vieが主宰する絵話塾の授業等についてのお知らせです。在校生・卒業生・授業に興味のある方は要チェック!

2020年3月11日(水)絵本わくわくコース・飯野和好先生の授業内容

2020-03-12 15:52:46 | 絵本わくわく塾
本日の授業は飯野和好先生の授業です。
年に一度の飯野先生の授業、楽しみにしていました。

お着物に三度傘がお似合いで素敵です!
カンカラ三味線を鳴りし、小唄が始まりました♪



落語を聞いているかのような軽快なお話が楽しいです。

ふとジャガイモの話になり、ジャガイモから妄想を膨らませ、あれよあれよとお話が出来ます。

飯野先生は子どもの頃から妄想(空想)をするのが好きで「あの山から誰かが降りてきて……」と、いつも妄想していたのだそうです。
妄想(空想)はファンタジー話のこと。
ファンタジーの話では、ベースの部分をしっかり決めることが大事です。
設定はリアリズムにそして絵もしっかりと描くこと!

 

飯野先生の絵本を読み聞かせしてくださりました。
『つぎのかたどうぞ』
『火 あやかし』
ラフスケッチも見せていただきました。
構図が映画を観ているようです。
テレビのドラマより映画はスケールが大きいので、映画を観ることは絵本作りに参考になります。
映画は進んでで観ましょう!

ダミー本も見ていただきました。
皆さんのダミー本を飯野先生は思ったことをどんどんツッコミを入れながら読みます。



・ナンセンス絵本は、オチをしっかり考えて。
・民族系の話は、歴史などを調べて作らないといけない。
 実際に行って取材をし、風景や生活を見て描かないといけない。
・ファンタジー話は、リアリズムの上にあるもの。
 ファンタジーだけの話だと、読者がついていけない。

楽しい時間に沢山のアドバイスありがとうございました。

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2020年3月7日(土)イラストじっくりコース・おさないまこと先生の授業内容

2020-03-12 15:20:32 | イラストじっくり塾
本日はおさないまこと先生の最後の授業です。
「おむすびころりん」のカレンダー撮影をします!



6場面を3つのチームに分かれて場面制作しました。
前回の授業で、どんな場面にするか話し合い、撮影日までにそれぞれの担当を制作します。
撮影日に完成した作品を持ってくるので、皆さんワクワクしてこの日を楽しみにしていました。

場面を組み立てるのは当日になるので、撮影を待っている時間にバランス良く組み立てていきます。

 

ラフ画に合わせて大きさなどを決めていきます。


穴から覗いている場面は、箱を上手く使って高さを出していますね。


おにぎりの米粒は、耳かきを使って形を出したそうです。
アイデアが光りますね!


撮影の時は光が欲しいので、レフ板の代わりに携帯のライトをかざします。


小道具も沢山用意してキラキラと豪華に見えます!


今回のカレンダーは半立体ですので、セッティングがスムーズに進み予定より早く撮影が終わりました。
完全立体の場合は、背景の距離なども計算するので、少し難しくなります。

今回撮影しました作品は、おさない先生が終了展に間に合うようカレンダーに仕上げてくださります。
楽しみですね!

完成を見たい方は、5月に行う修了展へお越しください。
来期の生徒さんも募集しています!
ご興味のある方、授業の見学も受けておりますので、是非ご連絡くださいね。
よろしくお願いいたします。

※スポット受講(在校生、卒業生対象)、ご見学(体験受講)の方、
随時受付しております!
興味のある方はギャラリーvie絵話塾までお問い合わせ下さい。
よろしくお願いいたします。

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2020年3月6日(金)文章たっぷりコース9回目の授業内容

2020-03-08 20:03:23 | 文章たっぷりコース
文章たっぷりコース、今日もお休みの生徒さんがいらしゃったので、教室は少し寂しい感じでしたが
いつもの “つかみ” では、コロナウイルスは怖いけれど、風潮に惑わされる人が多いことも怖い
ということから、高科先生の大学の卒論テーマ『教育の不当な支配』に沿って、
戦前戦後の国の教育方針の推移をおさらいし、
現在国がとっている全国一斉休校措置はどうなのか? 学校が休みになると、すぐ、
勉強はどうなる? ゲームばかりするんじゃないのか? と言う話になるが
「時間ができたから、本を読む」という選択肢が出てこないのは、いかがなものか。
などなど、“高科節” は今日も絶好調なのでした。

ここでは、ハンス・ペーター・リヒターの『あのころはフリードリヒがいた 』(岩波少年文庫)や
上野 瞭の『ちょんまげ手まり歌』など、抑圧する側とされる側を描いた作品を紹介してくださいました。



続いて、教科書(高橋源一郎さんの『まちがいだらけの文章教室』)から、前回の続き
「たくさん書くことがある」のには、用心しなけりゃならない
について学びました。

大変な経験をしたことがある人は、それを他の人に伝えたいと思うが
「経験」を「貨幣」に置き換えて考えると、経験の多さを語るということは
金持ちの自慢にしか他ならない。経験を語る時には、謙虚さを忘れてはならない。
謙虚な文章には、こちらから近づきたくなるのだそうです。
そして、大変な経験をしたからといって、良い文章が書ける訳ではないということでした。
ただ、知らないことは書けないので、そんな時には資料を集めてきちんと調べ
間違いのない文章を書くという姿勢が大切だということでした。

それから、辰濃和男さんの『文章のみがき方』から
推敲のテーマで、「紋切り型を避ける」「いやな言葉は使わない」のところをやりました。

「紋切り型」とは、謝罪会見の時などによく聞く
「このことを真摯に受け止め、原点に立ち返って、精一杯対応させていただきます」とか
政治家が使う「国民一人一人が豊かな生活を送ることができる社会を目指す」とか
スポーツニュースなどで「プロの洗礼を受ける」「百戦錬磨のベテラン選手」など
使い古された言い回しのことで、あまり使わない方が良いということでした。

むのたけじ さん(1948年に週刊新聞『たいまつ』を創刊したジャーナリスト)によれば
「(ジャーナリストとしての経験上)形容詞の多すぎる言葉は信用しない方がいい」そうです。

「いやな言葉」とは、自分が嫌いな言葉は使わないと考えて
流行していたり、すでに一般的になっている略語(イケメン、コンビニ)なども
書く時には使わない方がいいと思っておきましょう。

次は、推敲について具体的に考えていきました。
例文を見て、主語と述語を探します。



主語が省略されていたりして、少し分かりにくかったので、より良い構成を考えます。
常に主語と述語の関係を考えながら書き、
必要なら、削ったり足したり二つの文に分けることも考えます。



もう一つの例文は、内容は同じで順番が入れ替わるだけというものでした。



①どうして イノダのコーヒーは あんなにおいしいのでしょう。
 →「どうして」を強調
②イノダのコーヒーは どうして あんなにおいしいのでしょう。
 →「イノダのコーヒー」を強調
③どうして あんなにおいしいのでしょう、 イノダのコーヒーは。
 →「イノダのコーヒー」をさらに強調する倒置法

前後の文章を考えて、どれが一番ふさわしいか考えて書くことが必要です。
さらに、「あんなに」を「こんなに」に替えると、今まさにコーヒーを飲んでいることになります。

おもしろおかしくことを考えて、主語と述語がちゃんとあるか
なくても分かるかということを考えながら書きましょう。



最後は、工藤直子さんの『こころはナニでできている?』から、
「大きくなったら なにになる?」を読みました。
いつものように、彼女が子どもの頃の思い出なのですが
死の恐怖や、それから逃れるためにキリストになりたくなったことなど
深い深い内容でした。 彼女は本当に自分の小さい頃のことを良く覚えていますね。
さすが、「わたしは記憶でできている」とおっしゃるだけあります。

今日は課題は出ませんでしたが、
前回提出したものに納得できていない人は、推敲して書き直して提出してもいいそうです。
次回10回目の授業は3月20日(金・祝)です。
その頃までにコロナウイルスはどうなっているでしょうか。
少しは良い方向に向かっていて欲しいですね。

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2020年3月15日(日)絵本ゆっくりコース・土井章史先生の授業持ち物

2020-03-07 22:16:29 | 絵本ゆっくり塾
3月15日(日)は、土井章史先生の授業です。

ダミー本の発表と講評をします。

*持ち物
・見ていただきたいダミー本
・筆記用具

※スポット受講(在校生、卒業生対象)、ご見学(体験受講)の方、
随時受付しております!
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よろしくお願いいたします。

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2020年3月14日(土)イラストじっくりコース・イナキヨシコ先生の授業持ち物

2020-03-07 22:09:09 | イラストじっくり塾
3月14日(土)イナキヨシコ先生の授業です。 14時〜17時(三時間授業)

「手ぬぐいの半分サイズ(ハンカチ位)に藍色で一色の型染め」をします。

*持ち物
・カッター
・カッターマット(なければお貸しします)
・ゴム手袋
・いらない綿の布、数枚
・エプロン
・材料費…1.000円〜1.500円くらい(当日お知らせします)
・デザイン画…ポストカードサイズ以内で、シンプルな切り絵のような絵
※30分程で切り抜ける程度の簡単なデザインで良い。

※スポット受講(在校生、卒業生対象)、ご見学(体験受講)の方、
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よろしくお願いいたします。



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