手づくり漆器 ~うるし うるおい うるわし~

鳥取の漆職人がお届けします。

芸は腕を磨くもの

2011-11-25 07:48:07 | Weblog
木村宗春 平井照堂 田中稲月 いづれも名前が良い。

昔の人は、名前にも凝ったところがある。

木村宗春 田中稲月の作品の裏には、必ず”花押”というサインが入っている。

武田信玄 上杉謙信も豊臣秀吉も、書状の最後には”花押”が入っている。

なかなか粋なことだ。

七世木村宗春は、漆のほかにも芸を数々持っていた。

華道 茶道 謡 などにも通じていたようだ。

出来る人は何でもできるという。

磨くとは、かじって終わるものではない。

とことん食ってみて、その味を身に沁みこませないと磨くことにはならない。

因幡の漆匠は、そんなものを感じざるを得ない。

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