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暴力が蔓延る土壌

2013-02-02 08:22:47 | Weblog
 全日本女子柔道の監督暴力事件が発覚、柔道界の倫理が求められています。

 同時に大阪市立桜宮高校でバスケットボール監督が選手に暴行、選手が自殺するという
 痛ましい事件が起こりました。

 どうして、スポーツ界にこうした暴力が蔓延っているのでしょうか。

 また大津市で、いじめが原因で中学生が自殺するという痛ましい事件も起きています。

 政治、経済、教育、スポーツと、日本はどうなっているのでしょうか。

 日本独特の土壌なのでしょうか。



 元巨人の投手桑田真澄さんは、日本のプロ野球でもトップの成績を残し、大リーガーでも活躍されました。

 その後、早稲田大学に入学されスポーツ科学を学び、現在東京大学野球部の特任コーチとして活躍されています。

 桑田さんの非暴力に関するコメントには、多くの共感を覚えています。

 「暴力で選手がうまくなれば誰でもプロ野球選手になれます。暴力でうまくなることはありません。僕が一番成長したのは、
  暴力がなかった高校時代でした」

  桑田選手は、PL学園高校時代、甲子園を沸かしたヒーローでした。

  桑田さんのコメントは、暴力指導がまかり通っている日本のスポーツ界に大きな影響を与えていると思います。

 「暴力による指導はもっとも安易な方法で、きちんと理論を教えて指導することは非常に難しい。」

 というようなことも話しています。

 今の指導者は、勝利至上主義に踊らされて安易な指導をしてしまいがちなのでしょうか。

 それを許してしまう社会も問題です。


 大相撲で、17歳の少年が親方から暴力を受けて死亡した事件が思い出されます。

 将来を託して、親方に親代わりとして子供を預けたのに、親方が先頭になって
 殺人を犯したとなれば、何を信じていいのでしょうか。

 その後、親方は逮捕 実刑がくだされました。勿論、相撲部屋はお取り潰しです。

 大相協会の腐敗した体質が、様々な問題を生み出していったのです。その後、外科的治療により
 
 膿が出されて、やっと最近になって活気が戻ってきました。



 日本社会の腐った土壌は、外科的治療がもっと必要のようです。


 早急に徹底した現場の調査と、そして厳しい対処と対策を講じることが重要と思います。

 東京オリンピック誘致に影響と報じていますが、オリンピック開催ができなくなることより、
 スポーツの精神が腐敗することのほうが将来にとって深刻な問題だと思います。

 政治不信が、20年間続いています。政治家の行動が深刻な問題になっています。

 政治の腐敗が、こうした末端の分野にまで影響しているように感じるのは私だけでしょうか。

 





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