野の花語り

野山歩きで出会った野の花や昆虫たちとおしゃべりしながら時々道草も・・。

日の光

2007-03-31 15:37:12 | 風景

角島 ハマダイコンの咲く浜辺


金子みすず童謡集”わたしと小鳥とすずと”から

     日の光

   おてんと様のお使いが
   そろって空をたちました。
   みちで出会ったみなみ風、
   (何しに、どこへ。)とききました。

   ひとりは答えていいました。
   (この「明るさ」を地にまくの、
    みんながお仕事できるよう。)

   ひとりはさもさもうれしそう。
   (わたしはお花をさかせるの、
    世界をたのしくするために。)

   ひとりはやさしく、おとなしく、
   (わかしはきよいたましいの、
    のぼるそり橋かけるのよ。)

   のこったひとりはさみしそう。
   (わたしは「かげ」をつくるため、
    やっぱり一しょにまいります。)

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4 コメント

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かげさん (あすかちち)
2007-03-31 16:15:25
君がいるから、空が明るくみえるんや
君がいるから、花が咲く時がわかるんや
元気だしや。
君がいないと何もはじまらへんで。
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かげより (海華)
2007-03-31 19:53:19
 あすかちちさん
わたしのことを理解してくれて有難う。♪

みんなちがって、みんないい・・・
みすずさんも言ってるよ。

                 かげ
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☆さみしくても・・ (hirorin)
2007-04-01 01:03:20
さみしくてもかげをつくる役目もなくてはならない・・
でもやっぱりちょっとさみしいのよね

学校の先生も「かげをつくる役目の子」にも時々は「花を咲かせる役」と交代してあげてほしいなぁ・・
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哲学 (海華)
2007-04-01 14:58:47
 hirorinさん
金子みすずの童謡は、易しい言葉の中に奥深さを感じますね。
易しい言葉で綴られた童謡ですが大学の教科書にもな
りうるものだと思います。
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