角島 ハマダイコンの咲く浜辺
金子みすず童謡集”わたしと小鳥とすずと”から
日の光
おてんと様のお使いが
そろって空をたちました。
みちで出会ったみなみ風、
(何しに、どこへ。)とききました。
ひとりは答えていいました。
(この「明るさ」を地にまくの、
みんながお仕事できるよう。)
ひとりはさもさもうれしそう。
(わたしはお花をさかせるの、
世界をたのしくするために。)
ひとりはやさしく、おとなしく、
(わかしはきよいたましいの、
のぼるそり橋かけるのよ。)
のこったひとりはさみしそう。
(わたしは「かげ」をつくるため、
やっぱり一しょにまいります。)
君がいるから、花が咲く時がわかるんや
元気だしや。
君がいないと何もはじまらへんで。
わたしのことを理解してくれて有難う。♪
みんなちがって、みんないい・・・
みすずさんも言ってるよ。
かげ
でもやっぱりちょっとさみしいのよね
学校の先生も「かげをつくる役目の子」にも時々は「花を咲かせる役」と交代してあげてほしいなぁ・・
金子みすずの童謡は、易しい言葉の中に奥深さを感じますね。
易しい言葉で綴られた童謡ですが大学の教科書にもな
りうるものだと思います。