マツヨイグサ アカバナ科マツヨイグサ属
この花を見ると竹下夢二や太宰治を思いだします。
「富士には月見草が良く似合う」と書いたのは太宰治。
竹下夢二は
「待てど暮らせど来ぬひとの宵待ち草のやるせなさ・・・
今宵は月も出ぬそうな。」と詩っています。
メロデーと夢二の詩が調和し、やるせなさが上手く表現されています。
「待宵草」「宵待草」一字の入れ替えは画家ではなく詩人としての
夢二の想い入れでしょうか。
☆ 子供の頃は月見草と呼んでいましたが実際の月見草は白花で
今は殆ど見られなくなっているようです。