第9回あさきた神楽発表会に行く!
安佐北区の魅力 旧舞、新舞がある、あさきたには神楽がある。
2015-3/8日(日) 安佐北区民文化センター 9:30開演
1、神おろし 大鬼小鬼 小河原火舞保存会 (小河原)
小河原神楽保存会は、明治の初期に活動を開始し現在に至っています。
「火舞」のの名称は、広島県でも数か所しか残っていない高さ10mに吹き上げる「大花火」と「十二
神祇神楽」が同時に奉納されることに由来しています。
2、悪狐伝 亀山子供神楽(亀山)
狐の妖怪が上皇鳥羽院の時代に日本にやってきました。
この狐の妖怪(悪狐)は、玉藻前という女性に化けて、天皇の奥さんになり、天皇の愛情を受けてたのですが、陰陽師に正体を見破られ、下野の国那須野ヶ原まで逃げたのです。
悪狐退治の命令をされた三浦ノ介、上総ノ介という弓矢の名人によって悪狐は倒される。
皆んな元気よく、楽しかったです。
特に太鼓は上手でした。
4、天孫降臨 宮之木神楽団 (安佐町飯室)
この演目は天孫降臨の神話を神楽化したものです。
初めて見る神楽でよくわからなかったです。
5、茨木 亀山神楽団 (亀山南)
大江山に住む酒呑童子の手下で、茨木童子は、都羅城門辺りに出ては悪事を働いていた。
源頼光は四天王の一人、渡辺綱に怪物退治を命じ、怪物茨木童子の左の腕を切り持ち帰る。
が、綱をだまし、左の腕を取り返す。
オリジナル性を生かして、変化も素晴らしく、興味深いものでした。
6、紅葉狩 宮崎神楽団 (白木町)
信濃の国、戸隠山深く住むという鬼女征伐の勅令を受けた中納言平維茂主従は、道中紅葉をめで、
戸隠山へと向かいます。
維茂主従の動向を察知した鬼女は、二人の命を狙おうとしたとき、八幡の神の使い武内の神が現れ 女人の招待を告げ神剣を授けて去ります。
維茂は八幡の神の遺徳のもと、めでたく鬼女を成敗する。
美女ぞろいの紅葉狩でした。
7、滝夜叉姫 あさひが丘神楽団(あさひが丘)
五月姫は、父の無念を晴らさんと京へ上がり、貴船明神に祈願をかけ、満願の夜ついに妖術を授かっ た五月姫は名を滝夜叉姫と改め、反逆の烽火を上げんと下野の国に砦を築く。
姫は怨念の塊となって鬼となる。
滝夜叉姫の変化(へんげ)ぶりは素晴らしいものがあり引き込まれました。
8、桝屋お蓮 鈴張神楽団(安佐町鈴張)
石州の片田舎の里、庄屋の御内儀の「お蓮」という女性があった。
人並みに程度の器量に人一倍の心優しさを抱き、親の取り決めた結婚に何の意味も見出す事も出来ず、年を重ねた夫は、隣の里に若い娘を囲い、屋敷にいることも少なくなる。
その悲しみはついにお蓮の正気を奪い去る。
悲しみは憎しみへと挿げかわり、お蓮を狂気の道へと誘い込む。
一念化生と成り果てる。
初めて見ました、切なくなるような物語です。
午後4時を回っておりましたので、「八岐大蛇」を残して帰路に、主人と見に来て最後までいたことはありません。
お蓮の切ない気分のままを何時までも持続して・・・
久しぶりの神楽でした!
※ [天孫降臨」についてサイトはこちらへ・・