健康定食BLOG版

心も身体もほっとするオリジナルレシピを中心に、レストランや食材なども満載の食ブログ

栗ごはん

2006-09-07 19:50:07 | 
近所で大きな栗を売っていたので、買ってきました。で、今日は栗ご飯! 本当は一晩水に漬けておくと、皮もむきやすいのですが、今日はいきなり剥きました。堅い堅い! で、渋皮の方はピーラーでいい感じに剥けることが発覚。これに気がついてからは作業ペースは少しだけ早くなり。

味付けは、お酒と塩とミリン。水加減は、栗の分、少しだけ多めにします。

おいしかったですよ!

東博

2006-09-07 10:50:13 | 
僕は、大学の頃に出版社を作りたい、という夢を持っていました。文化の発信を担いたい、と。

で、いろんな出版社を受けたのですが、唯一引っかかったのが漢和辞典が有名な某老舗出版社の美術部門の子会社でした。そこで、浮世絵の本の編集とかをしていました(『浮世絵大百科事典』という全11巻の大部の本で、浮世絵を展示してある美術館や博物館で時々見つけることができます)。で、その当時、浮世絵の写真を借りるのに大英博物館やパリ国立図書館、シカゴの美術館などから写真を取り寄せたりしていたのですが、もっとも身近な博物館に東京博物館がありました。当時の僕には、しかし、先輩たちが「とうはく」と発音している場所でしかありませんでした。実際の東博に行ったのは、その会社を辞めてしばらくしてからです。そんなことを、先日プライスコレクションを見に行って思い出しました。

写真は、その東京博物館の法隆寺宝物館へ向かう途中の銀杏の木です。で、本題です。宝物館の2階の広いフロアに40対あまりの観音菩薩やその他の菩薩像が並んでいる「金銅仏 光背 押出仏」のコーナー。薄暗い室内に、絶妙な照明で照らし出された仏像群の中に入り込んだ時には、プライスコレクションの疲れと暑さの中を歩いてきた後だったこともあり、くらくらしてしまいました。祈りの心が、室内で交響しているようで、しばし違う場所にワープしてしまったような気分を味わいました。12月24日まで。よかったら、どうぞ。


角田光代と旅をする

2006-09-04 21:33:24 | 
角田光代さんは、昨年直木賞を受賞した小説家です。カクタミツヨと読みます。直木賞を受賞する4年前に発行された本が、この『恋愛旅人』。求龍堂という美術がお得意の出版社から出版された、これは旅のエッセイ集です。この本、実は買ったのではなく、ブックレビュー用に頂いたものです。『SOTOKOTO』のコラムを書いていたときに、編集部から送られてきたもの。その頃は、正直、僕は角田さんのことは全く知らなくて、なんだこりゃ、みたいな感じで読み始めたのですが、その面白さに引き込まれて、なんだこの人(もちろんいい意味で)という感想に変わり、読み終わる頃にはこの人大好き、に変わった。思い切りこわがりで、方向音痴で地図が読めない著者が、アジアの国々を旅する。そこで起きたいろんなことども。そのどれもが愛おしいエピソードばかり。エッセイなのに、小説みたい。

例えば、ミャンマーで。ヤンゴンからマンダレーに向かう夜行列車。アジアを旅慣れた著者が、これはやばい、というほどの最悪の汽車の旅。巨大なネズミが床をはい回り、夜になると車内の明かりを目指しておびただしい数の虫が入り込み、著者の服を汚していく。虫は苦手なのだ。そんな中、11時近くなって、車内の明かりが消える。虫の侵入が止まる。そして、「全開の窓から顔を出し」た著者が見たもの。

「頭の上すべて、何にも覆われないその広い空間すべて、星空だった。世界を覆う果てのない布地の上で、巨大な硝子をたった今粉々に割ったみたいだった。濃紺の空で星は、大きいのも小さいのも濡れているように、呼吸しているように光っていた。列車は轟音をまき散らしながら星の合間を進んでいくようだった。」

わかりやすい。さらっと、読んで、待てよと戻る感じ。さりげなく、美しい。そしてそこはかとなく、幸福。宝物にしたくなる文章たちなのです。昨年、直木賞を取ってから講談社文庫で『恋するように旅をして』とタイトルを変えて発売されていますが、単行本の方もまだ出ています。文庫本でも書いてあることは一緒。でも、単行本の方をお勧めします。

『恋愛旅人』求龍堂 1470円(税込み)

高尾山ポール・マッカートニー

2006-09-02 22:12:58 | 
今日は、ものすごく天気がよかったので、朝早くから高尾山に登ってみました。写真は、道ばたに咲いていた花。星形でなんか、かわいいです。
今日は、琵琶滝コースを歩いていたのですが、琵琶滝のところで右に折れて尾根沿いに登っていく「びわたきみち」というのを通って登ってみました。普通の登山マップには載っていない道です。結構、つらかったです。
本日の新発見は、薬王院に一番近い茶屋「もみじや」はポール・マッカートニーが入った店なのだとか。そこで、かき揚げそばを食べたそうです。本日、早めのお昼を食べていたら、一人で入ってきた女の子が、「ポール・マッカートニーと同じものを」と注文しており、店の人に聞いてみたら、果たしてそうなのだとか。かき揚げそばは、温かいのか冷たいのか? 不明です。