こうだ邦子 活動日記 

参議院議員としての
日々の活動をご報告します。

2012年、新しい年を迎えて

2012年01月01日 17時59分32秒 | Weblog
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
旧年中は皆様からご助言やご指導頂きましたことに感謝申し上げます。

東日本大震災と福島第一原発事故という、かつてない複合的な大災害を
経験し、私たちの社会や価値感も大きく変わりました。
3.11以降、大震災からの復興のための法改正や立法、財政措置など
を行うために国会は通年国会化しました。
東日本大震災からの復興が最重要課題であることは言うまでもありませんが、
その他にも政治が先送りしてきた待ったなしの課題に対して、
昨年は真っ向から向き合う国会となりました。

TPPなどの貿易自由化への対応や社会保障と税の一体改革等々、
大きなテーマについて、民主党内において活発な議論が行われました。
社会のあり方を変え国のかたちに大きな影響を及ぼす、重要なテーマ
なわけですから議論を重ねることは当然のことでありますが、
党内の意見集約が行われた後、国会での議論になると、
現在のねじれ国会の中では各政党の思惑や主張が交錯する中で、
すんなりとは物事が進みません。
昨年の臨時国会は内閣提出法案の成立率が30%台と低調に終わった
ことが顕著な例です。

なぜ、国会が停滞している(かのように皆様の目に映る)のか。
私は国政報告会などではねじれ国会の状況を説明しますが、
説明するだけで国会議員の責務は果たせているのだろうか、
自問自答しています。
衆議院・参議院二院制の憲法規定内で我々国会議員が知恵を出し、
創意工夫によって現状打破のルールを編み出すべきではないのか。

私自身はこのような難しい国政状況の下、思いを逡巡させながら
新しい年を迎えましたが、今日、私が育ったまちの商店街にたなびく
のぼりが目にとまりました。
「復興、日本。」
私たちの国はこれまで、大災害などを乗り越え、危機をばねにして
成長してきました。日本の底力を確信し、私自身も力を出し切って、
2012年、皆様とともにがんばってまいります。