昨日は9:00~17:00、お昼をはさんで7時間にわたり
決算委員会が行われ、私も委員の一人として出席した。
全閣僚が出席しての委員会ということでNHKでもTV中継された
のでTVでご覧になった方もいらっしゃるかと思う。
民主党からは3人の議員が質問に立ち、国のお金の使い方(決算)について
重要な指摘が成された。
トップバッターの神本美恵子議員(「民主党次の内閣」子供・男女共同参画大臣)
が少子化対策費について触れた。
内閣府が発行している「少子化白書」では「子どもの学びを支援する」
が重点項目とされているが、予算・決算は次の通りとなっている。
(百万円) 予算 決算 決算/予算 予算前年対比
H18年度 8,382 1,034 12.3%
H19年度 11,454 ?* ?* 136.7%
H20年度 11,836 - - 103.3%
H18年度は予算の使用率がわずか12.3%なのに、翌年のH19年度
予算は前年対比で37%も増加している。H20年度の予算はさらに増加。
H18年度に予算執行が予定通りできなかった特殊要因があったのか、
使用実績が極めて低いにもかかわらず、予算だけは順調に増えているのは
なぜなのか、塩谷文部科学大臣からは答弁がなかった。
小渕少子化担当大臣からは、「様々な理由があり、当初見込んでいた予算額
よりも少ない金額で当初の目的を達成したということも多いようである。一方、
予算執行側の事情で、予算上予定していた事業が十分に実施されなくて
執行残が生じているとすれば、大変もったいない事態が生じていると思う。」
といった主旨の答弁があった。
少子化対策関連予算については、参議院の決算委員会の措置要求によって
こうして政策ごとに予算・決算が一覧化されているために、
このようなずさんな予算組み、決算無視の政府の姿勢が明らかになるのだが、
おそらく、このようなずさんな計上がいたるところで
なされているのだろう。
PDCAという言葉を政府の文書でもたまに見かける。
Plan計画→Do実行→Check検証→Action改善というサイクルのはずが、
政府においてはCとAが抜け落ちて、PDサイクルになっている。
ある部会で財務省の役人が「PDAC」と言っていた。
使い慣れない言葉なのだろうか。
政府の中でこの言葉をいつから使いだしたのかわからないが、
おそらく国の役人にとってPDCAという概念は
未だかつて遭遇したことのない、未知との遭遇なのではないか。
決算委員会が行われ、私も委員の一人として出席した。
全閣僚が出席しての委員会ということでNHKでもTV中継された
のでTVでご覧になった方もいらっしゃるかと思う。
民主党からは3人の議員が質問に立ち、国のお金の使い方(決算)について
重要な指摘が成された。
トップバッターの神本美恵子議員(「民主党次の内閣」子供・男女共同参画大臣)
が少子化対策費について触れた。
内閣府が発行している「少子化白書」では「子どもの学びを支援する」
が重点項目とされているが、予算・決算は次の通りとなっている。
(百万円) 予算 決算 決算/予算 予算前年対比
H18年度 8,382 1,034 12.3%
H19年度 11,454 ?* ?* 136.7%
H20年度 11,836 - - 103.3%
H18年度は予算の使用率がわずか12.3%なのに、翌年のH19年度
予算は前年対比で37%も増加している。H20年度の予算はさらに増加。
H18年度に予算執行が予定通りできなかった特殊要因があったのか、
使用実績が極めて低いにもかかわらず、予算だけは順調に増えているのは
なぜなのか、塩谷文部科学大臣からは答弁がなかった。
小渕少子化担当大臣からは、「様々な理由があり、当初見込んでいた予算額
よりも少ない金額で当初の目的を達成したということも多いようである。一方、
予算執行側の事情で、予算上予定していた事業が十分に実施されなくて
執行残が生じているとすれば、大変もったいない事態が生じていると思う。」
といった主旨の答弁があった。
少子化対策関連予算については、参議院の決算委員会の措置要求によって
こうして政策ごとに予算・決算が一覧化されているために、
このようなずさんな予算組み、決算無視の政府の姿勢が明らかになるのだが、
おそらく、このようなずさんな計上がいたるところで
なされているのだろう。
PDCAという言葉を政府の文書でもたまに見かける。
Plan計画→Do実行→Check検証→Action改善というサイクルのはずが、
政府においてはCとAが抜け落ちて、PDサイクルになっている。
ある部会で財務省の役人が「PDAC」と言っていた。
使い慣れない言葉なのだろうか。
政府の中でこの言葉をいつから使いだしたのかわからないが、
おそらく国の役人にとってPDCAという概念は
未だかつて遭遇したことのない、未知との遭遇なのではないか。