こうだ邦子 活動日記 

参議院議員としての
日々の活動をご報告します。

「通常国会」本日開会

2008年01月18日 21時09分46秒 | Weblog
本日18日、通常国会が開会された。
再延長された臨時国会閉会から3日後の開会となった。
1年目の私にとっては違和感は感じないのだが、
先輩議員のとっては、やはり”異例”国会のようだ。

開会にあたっての福田総理、高村外務大臣、額賀財務大臣、
大田経済財政政策担当大臣の演説が行われた。

野党にとっては、福田総理の演説は安倍前総理と比較して
野次が飛ばしにくい(盛り上がらない)のだが、
私がまず演説の中身の点で驚いたのは、
「今年を『生活者や消費者が主役となる社会』へ向けた
スタートの年と位置付け」る、と語った点だ。
今まではどういうつもりで政治・行政にあたっていたのだろうか。
今さら何を言っているのだろう、と思ってしまった。

演説のテクニカルな面で感じたのは、前回の就任直後の
所信表明演説よりもキャッチフレーズやネーミングを多用して
いる点だ。

「生活者や消費者が主役となる社会」
「国民目線の総点検」
「新待機児童ゼロ作戦」
「革新的技術創造戦略」
「留学生三十万人計画」
「全員参加の経済戦略」
「共鳴外交」
「つながり力」
「環境力」等々。

印象的な話になるが、柔らかい業界(サービス業やマスコミ、広告)
年頭や周年記念日の社長訓示によくこのようなネーミング攻めが
見受けられる。こういう訓示の場合、「社長、何言ってんの?!」
と、社長がいないところで社員の激しい突っ込みにあっている
ものだ。

それでも、前回の所信表明演説よりは総理大臣ご自身の考えや思いが
少しは感じられて良かったと思う。
今までは、社会の主役は生活者や消費者という視点で政治が行われて
いなかったこともよくわかった。

自民党のための政治でもなく、民主党のための政治でもない、
国民のための政治。
肝に銘じてこの通常国会に臨みたい。