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一日で幕内VS十両が7番

2020-08-26 13:38:29 | 日記
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 昭和五年夏場所二日目
東前十四〇綾ノ浪─潮ヶ濱(十両4)
〃前十三〇若常陸─晴ノ海( 〃4)
〃前十二●藤ノ里─池田川( 〃2)
西 〃 〇若瀬川─伊勢ノ濱(〃2)
東前十一●荒 熊─肥州山( 〃3)
西 〃 〇劔 岳─駒 錦( 〃3)
東 前 十●常陸嶽─沖ッ海( 〃1)

 一日で幕内対十両の“交流戦”が7番も
記録されている。現代では到底想定外の
取組編成法である。
 但し、大きく異質な事情が2つある。
ひとつは、総当り制に非ず「東西対抗」制
〔十両以下はちがう〕だったこと。ふたつめ
は、幕内・十両のほぼ半分ちかくが出羽海
部屋所属で占められていたこと。
 後者の理由が大きい。非出羽海系同士の
取組ばかりだと、出羽海力士同士を対戦せざる
を得なくなってくるのだ。
 吾輩も、当時の出羽海相談役(元小結両國)の
手腕━編成法を評価する側面ばかり頭に浮んで
きたが、上記のように思考することも大切だ。
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