どBlog

日々の暮らしをここに記録して未来に役立てよう。

ぼーっとする日は続く

2006-08-22 22:10:46 | 津軽三味線
今週からお盆明け。勤務が始まった。
どんな風に伝わってるのか知らんが、みんな腫れ物を触るみたいに気を使ってくれる。
ある意味とても楽だ。
仕事がない、と言ってもいい。
こんなんでいいのか。
いいんだろう今はたぶん。
あんまりやることないので、ほぼ定時に夕日を眺めながら自転車で帰る。
ああここは群馬。
***
大阪大会の申し込みをした。
曲弾き考え始める。

やっと引越し完了。

2006-08-16 10:58:32 | What's up?
大阪から引越しの荷物が届いた。
ワンルームの部屋で箱詰めした時より、群馬で段ボール箱開いてあれはこっち、それはあっちと、元の場所に戻すのが大変だった。
もう階段上りたくないっす。
丸2日かかって作業完了。
次の日から何故か腹をこわし、熱出して寝込んだ。
今日でそれも治まって、平穏無事な生活が始まった。

これから大阪でハネた三味線の皮張りで、仁志2号を秋田へ送ります。
今回は、大仙の鈴木さんのところにお願いしようかと。
柔らかく、明るい音色になりますように。

やっさんに会いに行く

2006-08-11 23:16:19 | What's up?
引越しのトラックを見送った後、神戸へと向かう。
やっさんとは不思議なジンクスがあって、昔からお互いが引越しするタイミングで会う事になる。今回も、別に意図したわけじゃないけど、会って飲む事になった。
「マイ撥、持ってきてね」とメール入っていた。
神戸の民謡酒場でも行くのかな。

JR神戸駅前のロータリーで待ち合わせる。
やっさんは黒い大型のスクーターに乗って現れた。
「はいメット」
「へ?」
「乗って」
すっごい久しぶりにバイクに乗る。
それもリアシートだと20年ぶりぐらい。
「乗った?行くよ」
バイク独特の加速感で後ろに倒れそうになるのを踏ん張る。
ひやーっ。気持ちいいのー。海のにおいがするなあ。

駐車場にバイクを止め、しばらく歩く。
どんどん住宅街の中に入っていった。
やっさんもクルメだから、なんか住宅街の一軒家レストランとか行くのかな。

神社の前に着いた。
鳥居をくぐって、本殿脇の会館に入り、2階へと上がる。

ドアを開けると、浴衣を着た20人ぐらいの人が三味線を脇に置いて弁当を食べていた。
ゆかたざらいか何かかな。
「ここでね、弾くことになってんの。はまじさんも後でなんかやって」
「なに?何かのイベント?」
「よく知らないんだけど」
あんまりイロイロ聞いてもあれだし、何でもいいや。
やっさんが津軽じょんがら節の曲弾きをやって、その後自分が秋田船方節を弾いた。
「何か唄ってえ」
無理です。ごめんなさい。無理するとホラ、過呼吸になっちゃうから。

その後は、集まった人達が順番に唄を歌ったり、三味線を弾いたりした。
灘の酒造り唄が良かった。本場だね。

”第2部カラオケコーナー”の前においとまして、焼き鳥屋に向かった。
焼き鳥屋に宮沢りえそっくりの店員がいた。
小声で「似てるね」と言ったらやっさんも、ともちゃんも首をかしげていた。
似てると思うけどなあ。

2件目のラーメン屋では、つけ汁ラーメンとカニラーメンとあっさりラーメン、
鳥の唐揚げ、餃子を食べた。どれも皆、うまかった。
ラーメンの種類ごとに麺が皆違っていて、それぞれがうまい。
とてもじゃないけど食い切れないと思ってたはずが、全部きれいにたいらげてしまった。もちろんひとりでじゃないけど。

11時にやっさんと別れる。

やっさんにも会えたし、これでひとまずやりたいことはやった。
明日群馬に帰ろう。

引越し当日

2006-08-11 12:40:23 | What's up?
引越し屋が荷物を取りに来るまで、近所の喫茶店でぼーっとしていた。
どうしてこうなったんだろう、と考えてみる。

今回、過呼吸になった理由はひとつでなくて、複合的に絡んでいる、それがあるタイミングで一気に来た。
疲れていた、職場にも生活環境にも慣れていなかった、というのもあるけど、一番きつかったのは、プロジェクトがおかしくなって、ある日を境に、スタッフのひとりが口をきいてくれなくなった事が直接の引き金になったと思う。
斜め前の席に座っているのに、メールでしか返事をしない、ミーティングでは意見を言わない。
メールに書いてあるのは仕事の全体の進め方に対する辛らつなコメント。でも面と向かっては誰にも言わない。
会議スペースに呼んで直接話をしたら、自分に対してものすごい憎悪と軽蔑、反感のエネルギーを感じた。
会社に行こうとすると、心がブレーキを踏むのは多分その人に会うのが恐ろしいからだと思う。

憎まれた理由は何なのか、そもそも本当に憎まれていたのか。
その人はその人なりに真剣に仕事について考えていたから、態度がきつくなっただけ、というのが事実だろう。
ものすごく優秀な人だし、オレよりぜんぜん頭切れるし。プロジェクトの初期は、献身的に働いてくれた。
そういう人が放つ負のエネルギーに対して、ちゃんと対峙をして、いい方向に変えていく力が、自分にはもう残っていなかった。
もともとそういった能力が自分になかったのかも知れない。
...いや、もうやめとこ。
***

今回、簡単に言っちゃえば心の病気になっちゃった、って事だけど、本当のところ本人がどういう状態にあるのか、周囲に理解してもらうのは難しい。まわりに理解されるのが難しいので、正しい手助けを得る事も難しい。
「あんまり無理しないで、ゆっくり休んで」
それってどうやったらいいの。
「ゆっくり休んでね。休み終わったらまたバリバリやってもらうから」
って言われたら立ち直れない。

自分の気持ちをどうコントロールしたらいいのか、わからなかった。
本人にとっても初めての経験なのだ。
医者に相談しても、専門医でない限りは、症状に対する助言しかしないし、できない。
「苦しくなったら紙袋を口に当てて呼吸してね」、は確かに的確なアドバイスなんだけど、本人は別なところで精神的に苦しんでいたり。

そんな中での理解者は、過去にそういった経験をした人で、その人からのメールに救われる思いがしたし、ひとりでいる時の心の支えになった。
例えばそれは、

・不安な事は考えない、自分を責めない、余計な事を考ない
・最初は薬に対して抵抗感を持つけど、処方されたものは飲んだ方がいい、薬は飲み続けても、治ればちゃんとやめられる。調子が良くなったからといって勝手にやめちゃいけない
・落ち着いてくると、自分はどうしてこうなったのか、そもそも根本的な自分の性格ってどんなだっけ?と内観が始まる

など。
今の心理状態や、次にどういった気持ちになるかを言い当てられて逆にほっとした。
***

ピンチの時に逃げ込む先があるのが一番大事だと実感した。
大阪に転勤になって、ダメで、群馬に戻ってきた、ということだけど、戻り先として、群馬がまだあったのはラッキーだった。
状況を察知して、”出戻り確保”に動いてくれた群馬の職場の人達に感謝しなくちゃな。
「大阪の仕事?そんなもん投げ出して群馬帰って来なね。前と同じ席用意して待ってるからね。群馬に帰る事だけ考えな」
と言われたときには、正直じんときた。

そしてヨメはんのいる自宅。
経緯を何も話していないので、たぶんヨメはんは、この人どうなっちゃうんだろう、って思ってたと思う。経緯をうまく話そうとしても自分でも難しくて話せなかった。
それでも、過呼吸に初めてなった日に群馬に帰っても、どうしたの?何があったの?いつ戻るの?など、一切聞かずにその日から、普通に一緒にご飯を食べ、買い物に行き、テレビ観て笑ってた。
これで救われた。

あー、逃げ先があって良かった、とつくづく思った。

大阪での暮らしや、職場環境から離れる、といった面では、原因は取り除けたと思う。今、自分は回復したんだろうか、来週からちゃんと職場でやれるんだろうか。

これはちょっと自分今の自分じゃわかんない。
治ったような気はする。

おっと、これ以上考えるのはやめにしとこうっと。

ガムテープ片手に荷造り開始

2006-08-10 05:18:15 | What's up?
空が明るくなってきた。
暑くなる前に終わるかと思ったが甘かった。

夕方、何とか片付いた。そのまま疲れ果てて寝てしまう。
薬を飲んでるので、眠いときに寝ると完全熟睡できる。
夜7時に目が覚める。3時間寝た。頭すっきりだ。
今日が大阪最後の夜だ。

近所の銭湯「もみじ湯」に行く。
自分にとってここは数少ないオアシスだったな。

風呂上がりに「土居漁港2号店」に行く。
土居漁港は、引っ越してきた時と同じ頃にできた近所の立ち呑み屋だ。
生ビール中ジョッキ1杯300円。

ここでも多くの人と知り合いになった。
内装屋の棟梁、酒豪のおばあちゃん、新庄選手について熱く語るおかあさん。
ついに群馬に帰ると切り出せず、いつものパターンでバカ話をして店を出る。

最後に民謡酒場「みすじ」へと向かう。
明日引っ越しです、と言ったらおかみさんがえーっ、でもまた来るんやろ、と言ってくれた。
ビールをごちそうになった。本当にここが近所にあって良かった。
おやじさんとおかみさん、お店のお客さんのあったかさ、明るさに、精神的に何度も救われた。

<今日弾いた曲>
・秋田大黒舞
・秋田おはら節
・津軽甚句
・秋田船方節
・沢内甚句
・嘉瀬の奴踊り
・生保内節
・本荘追分
・道南ナット節
・道南口説
・貝殻節

<弾いてと言われて弾けなかった曲>
・鴨川やんざ節
・しげさ節(多いなー)
・弥三郎節(すっかり忘れてて手が動かず)

<唄った(!)曲>
・秋田港の唄
・お山コ三里