どBlog

日々の暮らしをここに記録して未来に役立てよう。

養老の滝大泉店 午後9時43分

2005-06-29 22:23:13 | What's up?
「いいか小島。オレはお前の先生でもないし、ましてやお父さんでもないんだからな」
「はあ」
「『上司が指示して部下が作業する』っていうのはオレはイヤなんだよ」
「...」
「田植えだったらいいよ田植えなら。作業だからさ。まっすぐ植えろとか、今日中にここの田んぼ終わらせろとか言うかもな」
「はい」
「だけどな小島。俺達の今の仕事はな、田植えっつーより、サッカーに近いんだよ。わかるか?」
「いえ」
「作業より試合に近いんだ。指示はな、『勝ってくれ』しかないんだよ。サッカーの監督が『そこで蹴るんだ、そらヘディングしろ、隣にパスだ』って言うか?」
「...」
「『監督の指示通りに蹴りました』じゃ勝てねえだろ?」
「はい」
「明日から『指示いただければ作業します』って言うなよ。悲しくなるから」
「はい。わかりました」
「ちょっとトイレ」
「はい」

一人になった男がすがるような声で、カウンター越しのマスターに言った。
「あの人の例え話、難しくてよくわかんねえよ」

肯定も否定もせず、ただ苦笑いしながら手羽先を焼き続けるマスターなのであった。

継続こそ力なり

2005-06-27 22:30:00 | 津軽三味線
とっこちゃんとわしは、以前同じ先生に三味線を習っていた。
いわば兄妹弟子だった。
当時わしも覚えたてで三味線に熱中してたけど、とっこちゃんはもっと熱心だった。
とっこちゃんには30になる息子さんがいた。
大学病院の外科医だった息子さんは、ある日飲み会の帰りに突然倒れ、そのまま帰らぬ人となってしまった。
その日以来、とっこちゃんは「何もやる気がしない、気力が沸かない」と言って、三味線をやめてしまった。稽古にも来なくなってしまった。

あゆみさんの三味線は、とっこちゃんから借りていた。
その三味線を今日、返しに行った。
手渡す時、
「皮も張りなおしたから、いつでも弾ける状態だよ」と言ったが、とっこちゃんは笑ってるだけで何も答えなかった。

何であれ、何かひとつの事をずっと続けるのは難しい。
自分はその気でも、周囲の状況でどうなるかわからないし。
だから今日出来る事に感謝して、また明日できる事を楽しみに、一日一日を大事に過ごすしかない。
がんばろう。

ど研邦楽部 稽古会

2005-06-26 21:47:34 | 津軽三味線
第5回(たぶん)稽古会が無事終了しました。
みんなであどはだり1段をやりました。
もうちょっとで1段終わりそうです。後は練習あるのみ。

昔の三味線仲間に借りていた太棹を来週返す事にした。
このまま永遠に借り続けるわけにもいかないし、三味線自体が消耗品だから、ここら辺でひと区切り。とっこちゃん、入門者のために、長い間大事な三味線を貸してくれてありがとう。

稽古は続く

2005-06-26 11:25:31 | 津軽三味線
うっとうしい梅雨の季節がやってきた。
サイレント三味線をカンベリ調整に出してしまったので、三味線は仁志2号しかない。やっぱり音が大きくて家じゃ弾けないので、最近はもっぱら早朝に河原で弾いている。
朝の湿った空気がとても気になるけど、だからって弾かないでいて、皮が破けるのもそれはそれでもったいないし。
毎年この時期になると裏皮の縁が汗ではがれてくるので、体に直接あたる部分から湿気を吸わないように「スコッチ荷造り用テープ」で縁を補強する。このテープ、薄くてパリパリ感があり、貼りやすく、またはがしたいときはパリッと簡単に取れるのでお薦めです。

8月の下旬にイベントがあり、その時にまた太鼓の方々と合奏をやるらしい。
新曲だ。CDを手渡されたので稽古帰りの車の中で聞いてみた。
やっぱり太鼓が入ると迫力が違う。圧倒されました。
ちょっと長いけど、一生懸命覚えようと思います。

稽古の方は、秋田飴売り、秋田甚句、八郎節、チャグチャグ馬コと、相変わらず東北路線を突き進んでます。

すがわらさんから葉書が届く

2005-06-25 06:48:29 | 津軽三味線
秋田のすがわらさんから秋田万歳の入ったカセットテープ(歌詞付き)を送ってもらった。
そのお礼に、秩父二十三番札所「音楽寺(おんらくじ)」のお守りを送った。
そしたらさらにお礼の葉書が届いた。
「音楽を愛する人々がお参りするお寺なのでしょうか」と書かれあったがまさしくその通り。音楽寺境内の絵馬架けには、ヒット祈願をする演歌歌手、八木節の歌い手、中学校の吹奏楽部など、たくさんの人達が、音楽にまつわる願いを紙に書いて貼ってある。それを順番に読んでいくだけでも結構楽しい。
ところで秋田の「ライブハウスますみ」、オープンしたそうです。
すがわらさん、商売繁盛をお祈りいたします。
皆さんも秋田に行く折にはぜひお立ち寄りください。
***
「ライブハウスますみ」:秋田民謡、秋田手踊り、岡本新内 など。
秋田市山王二丁目11-11(秋田市役所から徒歩5分)
tel:018-863-1712
営業時間:17:30~23:30(月曜定休)