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2003年12月 無反省から教則本まで

2003-12-30 17:41:11 | 津軽三味線
2003年12月01日(月)
20031201
反省はしない!と言いつつ...
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えー、結果発表致します。
ダララララララララララララ....

「箸にも棒にもかからなかった」

です。

当然と言えば当然だけどさ、でもせめて普段の稽古通りに弾きたかった。
緊張したのか。
緊張したよな。
そうだよな、緊張したよな僕ちん。
まず控え室のあの重苦しい雰囲気がアレだったよな。
狭い部屋に10人ぐらい黙って座ってて、時おり静かに
音合わせやるだけ。

すると一人が、天神をロッカーにガーンとぶつけた。
その大きな音と、ぶつけた場所に一同息をのんだ。
「だ、大丈夫っすか三味線」
「大丈夫。あははははは...は」
.....しーん....。
「ドンドンツンツンテンテーン」
.....しーん....。
カラカラーン
「あ”ーっ!」
別の人が撥を落とした。

場の緊張感に耐えきれずトイレに行ったら、大の個室から審査員の○錦○二先生が出てきてすごく驚きました。
オチッコ止まるかと思った。

舞台ソデで待ってる時も妙に手から汗が出てきたな。
隣の人をふと見たら同じように棹拭きで手をぬぐってた。
「撥がすべったらどうしよう。えっへっへ」
その言葉を聞いた瞬間、汗が指の間からドドッと出てきた。
ああ、指がすべる。
オチッコしたい。

「続いては群馬県からのお越しです...」

名前呼ばれて舞台に出て、中央の椅子に腰掛ける。
そこまでは良かったけど、音合わせでいきなり二の糸ぶったたいて、そこから先、記憶ありません。
てーっ。
目もうつろ。っていうか、ずーっとつぶってたような気がする。
いや、開いてたかも、いや、半眼だったか。
もしかしたら白目むいてたかもしれない。

手が勝手に動いてるだけで、心なんか宙に浮いてた。
「はい、ありがとうございました」
ふわふわした体で一礼してソデに引き揚げる。
頭の中では、白い背景に虹色で
「やってしまった」
の文字が浮かんでいた。
「お疲れさまでしたー」
係の女性が優しく声をかけてくれたのに、なんだか嘲笑されているように感じて目を合わせられなかった。

今は正直ヘコんでいるというより気が抜けていて、これからどうしたらいいかまだわかんないです。
...三味線辞めるかも。
うそ。
とにかく今の練習の延長線上ではダメなような気がする。
でもどうしたらいいかわからないので、とりあえず今日はゆっくり寝ます。

追伸:
どうか○錦先生、夢に出てこないでください。

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2003年12月05日(金)
20031205
弥三郎節
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息つく暇なく週末稽古だ。
え、と。
何だっけ?
あ、弥三郎節だ。
覚えなくては。
三下り初体験だ。
おお、新鮮だ。
++++++
・強弱つける。単調にバチバチたたきすぎ
・中指じゃなく、薬指ではじく
・前奏にすくいを混ぜる
・何箇所かはじくところあり

とりあえず今年の稽古は終わった。
来年に向けて本荘追分を覚えることになった。

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2003年12月06日(土)
20031206
皆さんもたまにはどうぞ
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遊歩道で弾いていたら、お母さんに声を掛けられた。
「私、唄やってんのよ」
「えーそうなんですか。じゃあなんかつけさせてください」
「でもね、最近腰が痛くてあんまり稽古してないのよ」
長々と打ち合わせ&世間話の結果、外山節に決定。
気持ちよさそうに唄ってました。
「また、まじめに稽古しようかしらね」
「声出すのは体にいいからやった方がいいすよ」
「そうね、ありがとう」
と去って行かれました。
それをじっと見ていた3才ぐらいの男の子が「ボクも弾いてみたい」というので三味線を持たせてあげました。
「ぼうず、いまから三味線やったらめちゃくちゃうまくなるぞ」と言っても本人は特にリアクション無く、撥の角で皮を思いっきり叩いて、見てるこっちは息が止まりそうになりました。
いつか大きくなって思春期の頃に思い出して、ギターの代わりに三味線を抱えてくれるとうれしいですな。

またしばらく弾いてたら外人の男の人が話しかけてきた。
スウェーデン人の船員さんだそうです。日本語ペラペラ。
通訳をやってるそうです。
寒いのでウィスキーを分けてもらいました。うまかったです。

というように、外で弾くと色々出会いがあって楽しいですな。

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2003年12月30日(火)
20031230
梅○流 教則本
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先生の都合で最近稽古がありません。
本荘追分を自習中。未だに覚えられません。

先週ネットをあてもなくフラフラしてたら梅○流のHPに辿り着いた。
CDとセットで教則本を売っていた。
「梅○流 秋田民謡三味線教室 第一集」
全2集でCDは4枚あるらしい。全部で35曲収録されている。
オーダーしてみるか。

**

「ピンポーン。宅配便で~す」
料金代引きで2万円なり。
「浅野○若 三味ひとすじ」なるものも一緒に頼んだら高くなっちゃった。
CDのつもりで頼んだんだけど、違った。
家元の三味線一代、歴史を綴る豪華本だった。
...。
ま、いいか。

CDは、初めに三味線だけゆっくり、その次はインテンポで唄と三味線が左右のチャンネルに別れて録音されている。唄付け練習用ですな。
いいぞいいぞ。
今まで習った曲をCDに合わせて弾いてみる。
楽しい。

でもちょっと寂しい。
なんだか引きこもりがちな年の暮れであった。

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