どBlog

過去を知れば未来がわかる。日々の暮らしをここに記録して未来に役立てよう。

皆さん私を観ましたか。

2006-01-29 21:48:22 | What's up?
あるビルが朝のニュースでテレビに映っている。
まさにそこに行くために今、着替えをしていたりする。
テレビと日常生活のリンク。近所の火災現場中継みたいだ。
支度して外に出る。
出勤途中、綾瀬はるか似の女の子が笑顔で駆け寄ってきた。
「すみませ~ん」
(オ、オレ?)という意味で自分で自分を指差すと、綾瀬はるかはにっこりうなずいて、なおも近づいてくる。
何だろうとワクワクし、なぜかこっちも頬がゆるむ。
彼女は数秒で至近距離に近づき、そしていきなり後ろ手で隠していたマイクを目の前に突き出した。
「今回の人事、どう思われますか?」
塀の陰から照明とカメラの人が飛び出してくるのが見えた。
(ど、どう思われるかって言ったって、知るかそんなもん)
「あ、えーっと、あの、別にオレが決めた事じゃないんで」と言うのが精一杯だった。
走って逃げる。何でオレが逃げなきゃならんのか。
事務所に入ってから、あれがTV放送されたらどうしようとドキドキする。
なぜか北海道の景色が頭に浮かぶ。
知床でコンブ漁やってる従弟が観たら腰抜かすんじゃないか。
(別にオレが決めた事じゃないんで)
我ながら間抜けな答えだ。
オレじゃなくて、「わたくし」と言うべきだったか。
だって、とっさに何にも思いつかなかったんだもん。
MDで竹童さんの「じょんがら中節」聴いてたんだもん。

FOMA P900iの怪

2006-01-07 17:48:10 | What's up?
最近携帯の調子がおかしい。ふたを開くと勝手に電源が切れてしまう。
ヨメはんも以前同じ機種を使っていて同じ事が起きていた。
その時はもう寿命か、と別なものに買い換えたのだが、全く同じ現象が同じ機種に出るなんておかしいと思い、「P900i 不具合」でネット検索してみると、自分の携帯に起こっている事が不具合として公開されていた。
更新プログラムをダウンロードすればOKと書いてあったが、実際やってみると既に更新期間が過ぎていてできない。DOCOMOショップに出かけた。
店に行って説明すると、
「あのお客様、こちらは無償交換対象機種となっております」
のひと言で、あっさり全取替えとなった。それなら欠陥商品だったって事じゃないか。なんでユーザーに個別連絡しないのか。機種も電話番号も知ってるくせに。
でも新品になって素直にうれしい。
写真と電話帳は移行できたが、メールとフリーメモ、todoは移行不可で消し飛んでしまった。メール履歴が無くなる事は、事前説明を受けて了解したけど、メモまで消えるとは思い至らず、後日またdocomoショップに出かけ、メーカー送りにしてしまった交換前の携帯を返送してもらう事になった。
そこには大事なメモが書いてあるのだ。
絵馬やのママの本名とか。
栃木のカカ屋で知り合ったゆき姉の友達の名前とか。
引越し先のアパートで足りないものとか。
いいんですっ。自分にとっては大事なメモなんですっ。

「困った」と言ってはいけない

2006-01-04 21:52:43 | What's up?
大阪に持っていったテレビ。リモコンが故障している。まあ、本体で操作すればいいやと思ってわざわざ群馬から運んだのだが、初期のチャンネル設定はリモコンでやるらしい。そして群馬と大阪ではチャンネルの体系が全く異なる。
よって何も映らない。
「まあ、それならそれで良い。テレビなんかなくても死にはしないのさ」とうそぶいていたが、年末群馬に帰るとテレビが面白い。釘付けだ。
「釣りバカ日誌」を見る。秋田のなまはげさんが出ていた。
レコード大賞を見る。
吉田兄弟の後ろでヤギ子が三味線を弾いているのを発見、夫婦で大騒ぎする。
なんだかさりげなく映画やテレビに出る人と知り合いになっている自分はすごいと思う。できれば今年は自分も何かに出てみたいものだ。
「さんまのからくりTV」の替え歌コーナーなどどうだろう。

女子のフィギュアスケートを見る。ミラクル真央ちゃんは本当にミラクルだ。
なんであんなに本番に強いのか。
マラソンの高橋尚子もすごい。
「具体的な目標を持って、24時間という全ての人に平等に与えられた一日いちにちを大切に過ごしましょう」
その通り。わしも三味線がんばります。

本も読んだ。
この年になって生まれて初めて司馬遼太郎作品を読む。
「竜馬がゆく」全8巻。
いくつになっても初体験があるという事はすばらしい。
最初の4巻目あたりまではスローペースだったが、5巻を過ぎたあたりから、がぜん面白くなって読むのを止められなくなった。こんな経験何年ぶりだろう。
『窮地の時、困ったと言ってはいけない。窮地においてはどうすべきかを常に考えることだ。困ったと思考を止めては、窮地が死地になる』
看板を背負い、守りに入りがちな凡夫とは違い、坂本竜馬は枠にとらわれず、常にその先を見ていた。すばらしい。今年から自分もそうなろうと誓う(新たな誓いを立てるのは毎年の事だ。だが今年こそ)。

がんばれ幸子(仮名)。

2006-01-04 21:25:19 | What's up?
「のどが痛い...」
朝、ヨメはんがしわがれ声でつぶやいた。
生まれた時にすぐ知りあったわけではないので、よくわからないが、うちのヨメはんは昔からのどが弱い。そしてのどの調子が悪くなると数日寝込んでしまう。
「うそだろう、だって昨日元気に忘年会行ったじゃないか」
「実は昨日から調子悪かったのよ。でも言うと連れてってくれないでしょ」
あたりまえだ。でも忘年会じゃあんなに元気だったじゃないか。
「友達がいると気分的に盛り上がるのよ」
じゃ何か、夫と二人の時はさほどでもないのか。
「ということで、すんません」
質問には答えず寝室に去ってゆく妻。
見送るわたし。

その日から妻は寝込み、介護が始まる。
うちには兄妹がいない。子供もない。
その分気楽だが、なんでも二人でやらなければいけない。

31日夜 ヨメはんの実家から年越し蕎麦をもらって食べる。助かった。
 1日朝 しまさんからもらった餅を雑煮にして食べる。家に大根がなかった。
 1日昼 ブリがあったので焼いて食べる。
 1日夜 大根を買いに行く。まだ餅があるので再度雑煮にして食べる。
 2日朝 食パンがあったのでトーストと目玉焼きを食べる。
 2日昼 北海道の姉からタコが丸ごと届いた。途方に暮れる。
     泣きながら解体し、冷蔵庫にぶち込む。
     ヨメはんの実家から殻付きホタテをもらう。
     タコのニオイと混ざって台所中なま臭い。 
     大量に余った蕎麦をつぶして団子にし、雑煮の具と一緒にして
     すいとんにして食べる
 2日夜 タコを食わねばならない。スーパーで長崎ちゃんぽんを買って作る。
     タコの足をぶった切って放り込む。タコちゃんぽんだ。
 3日朝 覚えていない。何か作って食べた。
 3日昼 スーパーで「きりたんぽ鍋セット」発見。いそいそと買って帰り
     さっそく作ってみる。きりたんぽが煮過ぎでバラバラになった
 3日夜 きりたんぽが余った。蕎麦団子も余っている。餅もある。
     とりあえず全部入れて、野菜と一緒に煮込んでみる。
     出された料理を前にヨメはんが「これ何?」と訪ねる。
 4日朝 トーストにする。牛乳がない。買わねばならない。
     きのうスーパーで見つけたミニアスパラをゆでてみる。
 4日昼 タコがまだ余っている。ネットで「タコ飯の作り方」を調べ、
     作ってみる。大量にタコ飯ができた。
 4日夜 タコ飯を食べる。まだある。

結局大晦日から3が日、毎日飯作って寝て酒飲んで風呂入ってを繰り返した。
タコ飯がまだ余っている。