九州新幹線「筑紫トンネル」貫通式

本年12月1日（土）AM9:30から九州新幹線
の博多～八代間ルートの「筑紫トンネル」
の貫通式が4工区合同で盛大に行われました。

トンネル延長約12ｋｍの筑紫トンネルは
4工区ＪＶに分割されて発注され、残る
九州新幹線の工事区内では最難関区間と
言われていました。

高圧大量湧水区間、断層破砕帯、低土被り
区間、長距離ベルコン運搬、急速施工等を
克服する必要があったからです。
（トンネル月進200ｍ以上を記録した施工
　区間もありました。）

当社が担当した区間も最大2MPA（20kgf/cm2）
の高圧水が大量に湧出したり、断層破砕帯の
削孔に苦労しながら、無事にケガも無く終了
できました。

湧水区間は、ウォーターハンマー（水圧式
ダウンザホールハンマー）を使用した長距離
削孔（150ｍ/孔～200ｍ/孔）を約2年以上行い、
評価頂きました。ありがとうございます。

貫通式は地権者、発注者、元請け、協力会社
皆さんの喜びの顔と共に終了しました。

工事期間中に無念にもガンによって病気で亡く
なられた情熱あるＨ氏もこの筑紫トンネルの
貫通を喜んでおられることでしょう。
午後からの祝賀会では事務所に遺影とコップ酒
が置かれ、生前のＨ氏の笑顔が微笑んでおられ
ました。
改めて、トンネルマンの情熱に敬意を表すしだ
いです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　合掌。