New Japan Development CO

会社内で起こった出来事や、現場のレポートなどを紹介する会社の日記です。

エアーモルタル打設工事

2011-11-10 | Weblog

和歌山県内の紀勢線高速道でエアーモルタルの

打設工事を行っています。

軽装備で出来るプレフォーム&ミックス方式です。

 

トラックミキサー車で運んできた所定配合モルタルと別に

専用起泡発生タンク内(耐圧製)で動物性油脂系の起泡剤と

水とエアーであらかじめ起泡(プレフォーム)させ更に、

専用発泡器を通過させて、きめ細かい上質で立つような

生クリーム状の消泡しにくい泡にします。

そのプレフォームされたシェービングクリーム状の泡を

所定のエアー混入率になるように、トラミキ車に投入し

トラミキ内でよく攪拌したら、エアーモルタルは出来上がりです。

品質確認のため、モルタルに含まれるエアー率の試験を

行い、規定誤差範囲内を確認し、圧縮試験用モールドに

試験体をサンプリングし養生します。

エアーモルタルは1.5M㎩~2.5M㎩程度前後の要求強度が

多いので、一軸圧縮試験は、低強度用の試験機が必要です。

エアーモルタルやエアーミルクは、空洞充填や背面空隙充填

を中心に土質改良を含めた軽量盛土等にも使われてきました。

シールドトンネルのセグメントの背面注入にもよく使われています。

大量注入での実績は、長いトンネル自体をエアーモルタル等で

埋めてしまう工事(兵庫県)もありました。

最近は、古い下水道を埋めて新設するケースもあります。

また、水中不分離性を持たした可塑性エアーモルタルや

超距離圧送(約2km)注入の実績(奈良県)もあります。

また、プレフォームドリリングと称して、起泡剤の種類も

消泡しやすい泡にし、オリジナル方法に変えて、

ボーリング削孔技術にも応用しています。

付加体地質や膨張性地質や断層粘土、破砕帯にも

使われ、水削孔を行うのが不利な現場に採用されています。

(北海道~沖縄や海外のマレーシア等各地で実績有り)

 

新日本開発株式会社は、新しい材料やシステムを開発、

または特殊応用技術にして、点と点を結びます。


地質調査

2011-11-08 | Weblog

会社近隣のお世話になっている寺社の

地質調査ボーリングを行います。

近隣は昔の河川の砂やシルトが沖積した地質

で支持力のある地層は深い可能性が高いです。

以前、我が社で近隣の調査ボーリングやマンションの

基礎杭や地中埋設物の障害物撤去の施工を行った際は、

旧立売堀川の岸壁の石積みや木杭が沢山出てきました。

昔、あちこちに淀川を中心にたくさんの支流の川が流れ、

水運が発達していた運河、「水の都 大坂」を感じます。

 

横道にそれた話しですが、会社から徒歩5分の鶴見緑地線

西大橋駅横の公園には、「砂場ここにありき」と石碑が

あります。

太閤豊臣秀吉が、大坂城築城(1583年築城)の折り、

日本中から建築資材を集めた際に、ここらあたり周辺は、

築城の砂を中心とした築城の資材置き場だったそうです。

また、築城の職人や人夫達がたくさん集まり宿泊したり

していたところでもあったそうです。

よって、この地は飯屋が多く、特に「大阪の麺発祥の地」

として、うどん屋さんが初めて開店した地でもあります。

そのせいか近くには製麺会館(製麺の協会本部)が建って

いるのにも合点がいきます。

また、西区立売堀周辺は、大阪湾と船場を結ぶ中間点でも

あったわけです。

そういった身近な歴史の名残りに触れるのは面白いですね。


スーパーソイルブレンダー(SSB)の施工開始

2011-11-08 | Weblog

ネクスコ中日本管内の現場でスーパーソイルブレンダー機

での土質改良工を受注、機械乗り込みを致しました。

トンネル坑口へアプローチする工事用道路の改良盛り土

工事に使います。

・三菱キャタピラー製の新型機です。

・幅広い含水比(含水比90%までOK)土砂の改良可能

・メンテナンス簡単、スピーディー

・タッチパネルと画面で仕様設定簡単

・自走式と固定式の2タイプ

・水平攪拌翼が4枚装備、攪拌能力格段アップ

・コンベアスピードも調整自在

・改良材、固化材、中和材は粉体、液体チョイス可能

・1tonフレコンパック、小型自動サイロ方式OK

・NETIS登録申請中

他社にはない機能満載しています。

技術提案、VE提案にも対応します。

重金属や汚染土も問合せください。

不溶化、吸着、中和 等ケースに応じて

提案できる場合があります。