Ryojinブログ

剣道のこと、オオカミ復活運動のこと、そして紀州犬のことやいつも行き来している大好きな京都のネタなども綴っていきます。

つるむ人々

2013-05-22 16:51:53 | 随想・・・。

  友人のブログ(尾鷲発ブログ)で「日本国民はインコやイワシみたいなところがある。群れをなして同じ方向に一緒になってすすむ。それが自分を守る一番の方法だとうっすら感じているのだろうか。多様性をあまり求めない」・・・・云々というの見ました。

自分が普段から感じていたそのこと、そのものでした。

  様々な共同体の中で僕がいつも微妙に感じていたのはいわゆる「つるむ・・・」このことでした。何せ仲間が欲しい、そうでないと安心できないから・・・。皆と一緒にでなければ・・・。

 その結果・・・、僕のA先生はこう言いました「周囲の人が自分に対して抱いているであろう何か・・・を常に気にしている。そしてどんどん自分の考えが客観界に飲み込まれてしまう。そして主観界のシステムそのものが疎かになってしまい完全に自主性が消えてしまう」さらに一言・・・「多種多様の方策を考えてももはや万策尽きて、自分の意思とは・・180度方向性を失った現象として眼前に展開してくることになる・・・」と。

そして、これがまさしく周囲の人のことを気にしすぎた結果の不幸の産物なんだと・・・つまり、つまらんことを気にしていると、つまらん人生になってしまうという教訓です。

  僕などはこのことに対してよく感じるんですが・・・そのような現象や状況に対し、何というか・・・子供の頃からそんなことがどうでもよいような性格に育てられたのか、または生まれながらなのか・・・よくわかりませんが、今思えば、ほとんどどうでもよくて、まったく気になりませんでした。

まったくありがたい性格です。

  「自主性」などという聞き慣れた言葉がありますが、要はそれぞれ置かれた多種多様な状況に個人としてはどっぷりと首まで浸からないこと・・・これかなぁ・・と僕は思っています。

そんなこと思うわけです。

次回はストレスについて考えてみようと思います。

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矢沢永吉のこと

2013-05-20 10:11:55 | 随想・・・。

  矢沢永吉のCD(3枚組)を買いました。アマゾンで注文して次の日に届きました。

やっぱ良いです。矢沢(親しみを込めて呼び捨てに・・・)が自分で厳選した曲を集めたらしいです。

すべてとは言いませんが僕の好きな曲が何曲もあり、彼と共感できたようでとても嬉しく思いました。それに新しく魅力を発見した曲もありました。

  僕はカラオケで矢沢をよく歌います。特に彼のバラードが好きです。 

中でも「棕櫚の影に」は十八番です。他に「バーボン人生」「Sambodysnight」「いつの日か」「チャイナタウン」「時間よとまれ」などをつい熱唱してしまいます。それに「共犯者」、これもも好きな曲ですがまだ完全には覚えていません・・・。

  今回新しい魅力を発見した曲は「ラストシーン」という曲です。これはもともと彼の曲の中でもそこそこ有名な曲のようですが僕は曲名しか知りませんでした。

これにですね、こう何回か聞いているうちにすっかり嵌まってしまいまして、、昨日、鈴鹿(剣道関係の会議があった)からの帰り道はボリュームを上げたりさげたりしながら何度も聞き返しほとんどこれを覚えてしまいました。

良いんですよ、ホント・・・またレパートリーが増えちゃいました。次は絶対これ歌うど・・・!

 

   僕は決して矢沢の特別なシンパではありませんが・・・何となく好きです。彼が・・・。

今の矢沢が一番かっこいいと心底思います。

裸に真っ白なジャケットなど・・・・これがさらりと板に付いてしまうのは彼くらいのものでしょう。表面的にかっこいいというかきれいな男は多々いるでしょうが・・・僕の言うそれを着こなしてしまう矢沢のかっこよさは別物なんです。

「なぜ矢沢は錆びなかったのか・・・・」という言葉を今回のCDのコマーシャルか何かで目にしました。

だから「彼は今が一番だからですよ・・・」

僕は漠然とその言葉しか出てきませんでした。

 

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オオカミ復活のこと

2013-05-19 17:39:24 | オオカミ復活

やはり異常だ。

今の日本の地方の都市もしくはその郊外、そして里山と言われるその土地の風土地域は今やサルとシカとイノシシの独壇場であることは間違いないです。

本格的な農家の方はもちろんや趣味や定年後の楽しみで様々な生り物を栽培している人達の様子はまるで檻の中で仕事をしている様相でいったいこの風景はどうしたものなのだろうと考えさせられずにはいられません。

紀勢線では列車とシカとの衝突事故が後を絶たず、猛獣の糞尿を撒いたり、超音波を試したり照明を当てたりと様々な対策がとられてきましたがやはり事故は減りません・・・・。その為今度は列車の先頭部にシカとの衝突で列車に被害を与えないための大きなクッション性のあるバンパーのようなものを取り付ける試みがなされ、それがいよいよ本格的に走り出すらしいです。

これも異常ですね。当然ながら余計な手間、お金、時間がかかります。それでなくても乗客の少ない路線です。

政府にしろ県や市がなぜもっと根本的な所から解決をはかろうとしないのか不思議な気がします。

日本でのオオカミの復活はもともと生息していたニホンオオカミ(ハイイロオオカミの亜種)をもとに戻そうとしているに過ぎません。マングースやヌートリアやアライグマなど元々日本には生息していなかった外来種を導入(もしくは不自然な繁殖)するのとはまったく違います。そうそうトキの復活の試みと同じだと考えてくれたら良いのです。

またオオカミの生態研究に関してはその専門家達により膨大なデータや報告がなされていて、アメリカやヨーロッパではその復活事例も数多くあります。

元々、我々が身勝手で駆遂してしまったオオカミはその存在の重要性が今やっと見直され、獣害による深刻な悩みをもつ地域や人々の間では具体的な動きも加速してきているようです。

生物多様性の重要さが叫ばれてきて人々の環境への意識も高まってきています。食物連鎖の持つ重要性は我々人間に直に影響を及ぼします。農地や作物が荒らされて困ると言うようなレベルからもっと進んだ人間の生活環境全体への懸念に繫がります。

食物連鎖の存在しない自然環境は魅力がありません。

あの素晴らしくきれいで、賢い森の王者達が一日も早くこの日本で復活することに心から賛同しています。

※日本オオカミ協会の活動の様子ははリンク先からご覧になれます。

 

 

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最近よく思うこと。一握りの人間になる・・。

2013-05-13 11:40:57 | 随想・・・。

 京都から帰って何やかにやばたばたし書き込みもご無沙汰してしまいました。

さて、僕はこの頃よく「自分はこれからもこのまま何も変わらないのだろうな」と思うことがあります。

趣味も服装の好みも性癖も物事に対する態度も体力(それなりに・・・)も気力も、多分、今後更に年齢を経てもさほど変わらないだろう普遍性を感じるのです。

例えば年齢がいくと、人は必ずこんなことを口にし出します。まず「歳やでなぁ」「体力がなくなったわ」「足が弱くなったわ」とか「最近物忘れがひどいわい」等々枚挙にいとまがありません。 

  このような一見挨拶ともとれるようなごく当たり前のことのような言葉・・・・そして態度・・・それと歳だからこうしなくてはとか、らしくしなくてはとか・・・というようなそれなりの年配の人がよくおこたるパラドックスのようなものに自分は縁がないことが心底わかるのです。

どこからか「そうは言ってもな、なってみなくてはわからないぞ・・・」というような声も聞こえてきそうですが、僕はそういう人達が世の中大半を占めているように思えてなりません。

世の中には目を見張るような若々しさと旺盛な好奇心と活力を備えた高齢者が存在します。一握りの存在でしょうが・・・。

高齢化するのと老齢化してしまうことは明確に異なります。

まだ50代(後半・・・)の僕には先のことかも知れませんが、今からの生き様に希望を持っています。

年齢に妥協しないこと。

それが、これから先の長い・・・人生を更に楽しくさせる為の条件であるかなぁと感じています。

やっぱり今が一番いい。

 

 

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朝稽古そして立合

2013-05-05 06:21:44 | 剣道のこと

  4日の朝は5時起床で6時過ぎにタクシーで稽古会場へ向かいました。相変わらず盛況で毎年稽古の人が増えているような気がします。

さて、僕はというと今日は東京のN先生にお会いし稽古を願うのが大きな目的です。先日メールしたところ、今回は奥様と京都でゆっくりしようと予定していたらしいのですが、こちらの要望に答えてくれて、わざわざこの4日の朝稽古の為に防具を持ってやって来てくれました。

  1年振りの稽古でした。以前からなかなか歯がたたないと感じていた先生ですが、今回自分で試してみようと思っていた攻め口がなんとか効果を発揮し、久々に先生に「参った」と言ってもらえることができました。最後のその1本だけですが・・・。稽古後も様々な解説を戴き、最後に「岡田さん一皮剥けたよね」と言ってもらえました。これは大きい収穫ですね。本当にありがとうございました。

気が付いたら8時をとっくに過ぎていて、その間色々な方達と一時間半も稽古をやっていました。自分の立合は多分お昼過ぎになるであろうことは分かっていましたが、普段よく稽古をしているY君やI君という地元の仲間がそれより早く立合うのでそれに間に合わなくてはなりません。急いで会場を出て近くの※「はとや食堂」(東大路丸太町の交差点角にある朝6時から開いている小さな食堂。その隣が※「ときわ」(ここは本当に麺類、丼、何を食べても美味しい、皆は鯖寿司が・・と言うが実は海苔巻が絶品です。僕は剣道が関係ないときでもたまに立ち寄ります。ほとんどの人はここが創業100年以上の歴史があることは知らない・・まさに隠れた名店だと思います。海苔巻きです・・・・)」で、朝食を取りそのまま今度はバスで帰宅、汗をかいた稽古着を着替え10時頃に間に合うように再度出かけましたが何と、彼らの立合はすでに終わったばかりで結局見ることがかないませんでした。時間に余裕を待ちすぎていました、進行が早かったようです・・残念・・・。

  さてさて、自分の立合はというと、お相手は大阪のK先生。彼も今回の二日目の審査で一次突破されていたらしく、強豪であることは間違い有りません。身長も高く懐が深そうです。立ち合ってまもなくひやっとする面を打たれましたが、ここの立合ではかなりしっかりと打たないと一本になりません。それをなんとかしのいで数合い後、僕の仕掛けた小手、面の連続技が手応え通り一本になりました。僕は内心これで充分だと感じていましたが、お相手は残り時間を意識されたのか再び大きい面を繰り出してきました。それに対し身体が自然に反応し胴に返していました。おーー!何と二本戴き勝ちを収めることができました。

  正直、ここの大会は何十回となく出ていますが二本勝ちは初めて(二本負けはある・・・)で本当にこの勝利は嬉しいでのですが、なんと言ってもお相手のしっかりした打ちがあってからこそですから・・・・剣道の勝ちとはそんなものなのです。特に、この京都の立合では高段者同士が単なる試合の域を超えて自分を表現するという意味合いが濃いのです。このお相手のK先生、お人柄も良く、僕が立合後ご挨拶に伺うと 「ありがとうございました。また稽古しましょうね」と言ってくれました。なんともまた嬉しい出会いができました。

そんな訳で本当に気持ちよく今年も立合いを終えることができました。立合を見てくれていた様々な先生や多くの同僚達からたくさんの褒め言葉を戴きましたが、僕は今回、審査の結果も踏まえ、これは必ず糧にする!と明確に自分の意識が決めたことを確認しました。 

 そして、5日は八段以上の先生方の立合です。以前この場所で立ち合ったことのある先生が数人いました。うらやましいやら悔しいやら・・・何となく複雑な思いです。

その日玄関前で京都のI範士に出会い「あんた、昨日の立合い見たで・・・さすがやなぁ。あんたは、今日やらなあかんわ・・」と一言言って去って行きました。辛口のこの大先生にこのようにおっしゃって戴き本当に誇らしく嬉しく思いましたが、それと同時に身がきゅっと引き締まる思いがしました。結局夕方ほとんど最後まで観戦しました。本当何年ぶりだろうか・・・・。

  大会が終わり会場を後にする先生方、相当な年配の先生方やそのご家族とおぼしき人達もまた各先生お付きの若い人も、そして、おっさん達も、皆何とも良い笑顔ではありませんか・・・こういう瞬間に剣道の本当の良さを感じるのです。

僕は正直、柄にもなくあまり武張ったことが好きではありませんし、特に女性のそういうのには抵抗があるタイプなのですが、そんなことをはるかに通り越して感じることなのです。それぞれの思いを抱いて去っていく人々を見ていて自分もとてもすがすがしい気持ちになりました。

ということです。今回はこの辺で・・・。

 

                                                                                                

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