Ryojinブログ

剣道のこと、オオカミ復活運動のこと、そして紀州犬のことやいつも行き来している大好きな京都のネタなども綴っていきます。

後日談というかその日のことですが・・((^_^)

2018-11-03 13:12:49 | 随想・・・。

  人間違いの多い僕はよく家内に笑われたり蔑まされたりしています。

今回は面白かったので恥ずかしげもなく書きます。

芝居も見終わり急いで京阪で出町柳そしてバス、家に着いたらまだ5時半にもなっていなくやれやれと薄暗い中ワンコの散歩に出向きそれを終えて、すぐまた身支度をしてバスで四条まで、前置きが長くなりましたが大体のその日の経緯を伝えておきたくてね、ご勘弁を。

ここからが本番です。

  そのまま居酒屋「三木半」に直行、八時頃まで何だかんだと飲み喰いし、いつものように小腹が空いたので河原町三条のバス停前の中華「雄」で小盛りチャーハン(これがメチャ美味しくて僕はファンです)とビール、で、店を出てバスを待っていたら到着した別の便のバスから降りてきた男、あれっと思ったらさっき舞台で見ていた竹橋さんじゃないですか、と思いきや別人でしたが・・・。

しかし人間違い屋の僕はすぐさま声を掛け「何、今帰り?イヤイヤさっきはどうもホント良かったですよ・・・」などと声を掛け握手(^_^;)そしたら向こうの人も怪訝そうな顔をしながらも「いやいやこりゃどうもどうも・・」とニコニコと握手継続、向こうの人「・・・で、どちらさんでしたっけ?」僕その時やっと気づきましたこの人似てるけど違うなぁと。

しかしなぜか機嫌の良い男でその口ひげといいホントにそっくりではあったのですが、この人の方が本人より小ぎれいでおしゃれな感じでね、これ本人には悪いですけどね(^^;)

しばらくというか僅かですが何となく気まずい雰囲気が立ち込める中「こりゃヤバイわい」とすかさず「すみません人間違いやっちゃいましたホントゴメンです」と僕、彼は機嫌良く「イヤイヤどうもどうも」などと言いながらその気まずい中でニコニコしながら言ってくれます。で、また握手・・。

僕は内心「この人本当に良い人なんだなぁ」と思いましたね。

で、ようやく別れ際、僕「あのぉ!間違った相手は俳優ですから・・悪しからず!」と声を掛けたらその人また振り返って「破顔一笑」手を振って帰って行きました。

イヤイヤ参ったなぁ・・ホント・・なんですが、思わずこっちも顔がほころんでいましたね。

恥ずかしいやら照れくさいやらで周りをキョロキョロしてしまいました。

早くバス来い!と思いましたね。

スイマセンほんとバカでな話なんですが、ほんのりとどこか悪い気しませんでしたねこれが・・・。

おわり(^^;)

 

 

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芝居を観る。

2018-11-03 10:09:49 | 随想・・・。

  2日の午後、京阪丹波橋の西口前にある呉竹ホールで「はがための鳴る里」という芝居が上演され、二時間ほど楽しませてもらいました。

  この縁は家の近くの居酒屋「eーとこや」です。

ここは近場でもありちょくちょくお邪魔しているお店ですが、そこでたまたま知り合った「劇団京芸」の竹橋 団さん(「まどか」と読むようですが顔は決してそんな雰囲気ではない・・)という役者が主演というかほとんど一人芝居で演じきる作品で、先日は店のメニュー表にまでもパンフが挟まれているようなそんな熱の入れようなのでその場で迷わずチケット購入しました。

以前にも彼といつも一緒にいるパートナーの泰子さん(彼女も役者、美人・・)が出演する芝居に出向いた事がありまして、なかなかの演技達者で声もよく通るしまたその演技には何やら凄みのようなものすら感じたこと覚えています。

  今回のこの作品は、雪深い丹後半島の味土野という今はもう誰も住む人のいなくなったひなびた山村、ここで一人暮らす老人が村の移り変わりを語り、つぶやき、そして昔を回顧しながらも観ている者が「今」というものを考えさせられ、現在と過去の狭間に思いを募らされる、そんな気にさせられると同時に現代の高度成長と共にその裏で進行した離村、廃村、更に益々増える限界集落のような現実、そして子供に頼らざるを得ない実情やまた年老いてから見知らぬる都会に出なくてはならない悲哀などという高齢化社会ゆえの重いテーマが垣間見られましたね。

この作品は昨年亡くなった藤沢薫という老俳優の追悼という意味合いもあり劇団京芸もかなり力を入れていたようでしたね。

  囲炉裏端で酒を飲みながら独り言をつぶやく老人の姿が鮮烈でしたね。途中でなくなった奥さんが現れて二人で昔を懐かしがったりしてね・・・なかなか良い演技でした。

途中「はがため(雪が降る前に鳴る雷のこと)」が鳴りだしてから、爆弾の炸裂音と交錯してそこから戦場のことを思い出し語り出します。

この不便ながらもきれいで豊かな自分の村に早く帰りたかった思いが切実に伝わってきました。

戦死した同郷の友が昔の姿のままで現れます。ここでも二人は語り合います、本来なら幻想的なシーンなのでしょうが、妙にリアルで脚色していないのが気に入りましたね。何かこう飄々と物語が進んでいくようでね。

少々ウトウトしながらも約一時間半素敵な時間を味わさせてもらいました。

僕の経験からして精神衛生上大変良いいいですよ、この芝居を観るとい行為は・・・。

  今回の京都はこの事が主用で剣道が少し、といっても明日はまるっと1日講習会に参加しますがね。

今日3日は珍しく何もすることがなくて孫と遊んだりこうしてブログ書いてみたりしています。

天気はすっかり秋模様で朝夕はかなり冷え込みます。

こうしてまた季節が移り変わり・・か、最近特にそんなこと意識するようになりましたね。

  見えなかったものも見えてくる、そんな人生の季節になってきたのかなぁ・・・。

おわります。

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