轡虫の実生選別品の加賀童です。
富貴蘭讃歌さんから譲っていただいた物なので、品種に間違いはありません。
さて、その加賀童に花芽がつき、順調に上がってきています。
つぼみを見る限りは、轡虫と同じように、弁先はピンクに染めそう。
あとは、梅弁花になるかどうか・・・
加賀童の花はまだ見たことがないので何気に楽しみだったりしています。
和歌山県産の赤花品種、紫大師です。
この紫大師という品種、伊豆の現会長さんの棚ではじめて拝見したのですが
その葉幅ひき雄大になる木姿や花付きの良いピンク花に感動し、入れた物です。
来年はすべての木に花がつくように頑張ります。
花纏が開花しました。
一時期は実生が絶対にできないことから、花物にして別格稀貴品となり、人気を博した花纏ですが
今は似た品種の実生ができたこともあり、価格もだいぶお安くなりました。
ただ、この花纏、すでに元を引いている数少ない木ですので、これからは株立ちを目指し作っていきます。
それにしても、この薄緑に純白の纏のような花は絶品です。
豆葉縞の最初の登録品の錦麒麟です。
豆葉縞もないものはないくらい増えてきましたが、やや後冴え気味なものの錦麒麟の斑のきれはすばらしいです。
(但し、仔は青や幽霊をよくうみ、柄の継続性が悪いのが、玉に瑕・・・)
この木は、伊豆の現会長の錦麒麟からの割り仔。
現会長の錦麒麟はなぜか柄の継続性がよいことで有名なので、きっと柄のある仔をバンバンうんでくれることでしょう。
入れた当初はやや片柄気味でしたが、上に来て、櫛目最上柄になってきました。
さすが、素性の良い錦麒麟はひと味違います。
2012年7月
2012年5月
2011年10月
2011年7月
2011年4月
こちらは金剛冠を期待して入れた源平柄の木です。
同じ源平柄でも覆輪になりやすい柄となりにくい柄があり
幽霊側の中に先まで抜けない紺線が入っている木が覆輪に変化しやすいとの話。
まさにその柄なのですが、そうおいしい話はなかなか・・・
ただ、紺側にも細かい櫛目状の柄が入っているので、そちら側から仔が出れば最上柄の期待大。
天葉が展開する度に、楽しめる木です。
2012年7月
2012年5月
2011年7月
豆葉縞の代表格、金剛宝です。
入棚して約2年、下の方についている派手な仔も含めてやっと作がかかってきた感じです。
ここ1年ちょっとですっかり値崩れしてしまった金剛宝ですが、斑の切れ、大きさなど、やはりどれをとっても一級品の豆葉縞かと。
あと1~2作もすれば、かなりの株立ちになりそうなので、展示でもしてみようかと思っています。
下についている2本の派手仔が金剛冠になったら、最高なのですが・・・
2012年7月
2012年5月
2011年10月
2011年6月
2011年1月
四国山草園さんのブースに展示されていた「飛鳳」です。
この木が大元の親木で、2年ほど前に現理事長さんが韓国で一目見てほれこんだ木です。
左右から2本ずつきれいに出て最高の株立ち、そして、葉丈や葉幅もそろって最高の作り。
しかし、韓国の作りのうまさには本当に脱帽です・・・
ここ数年で奄美白覆輪はかなりの種類が日本にも入ってきましたが
この「飛鳳」は数が少ないだけでなく、木姿・葉幅などどれをとっても一級品かと思います。
昨日、彩と香の富貴蘭展に行ってきました。
今回はぐっと我慢して、何も購入せず。
ブログ用に写真を撮ってきましたので、行けなかった方は雰囲気だけでもどうぞ。
北斗星(奄美砂子斑)…個人的にはあまり好みではないかも。
至楽…泥根が出るのは作れるが、それでも成長はかなり遅め。でも、美しい。
奄美雪白縞…桃山錦を大型にしたような木。斑とのコントラストは抜群。
西施…端正な葉姿に青軸青根もあいまって、品のある奄美白覆輪。
薩摩三彩…覆輪タイプ。
龍泉錦覆輪…大きな覆輪はやはりすばらしい。
豆赤…ちび丸の開花は見たことがありますが、豆赤は初めて見ました。大きな薄いピンクの花です。
金牡丹…大型金牡丹の株立ち。やっぱりすばらしい。
こちらも三橋氏が横浜大会出品用に作られたものです。
同じ七宝透し鉢ですが、外径102mm×内径73mm×高さ87mmと小ぶりです。
豆葉の縞にもってこいだと思い、今年の大阪大会では聖王(千載の縞)の出品に使用しました。
一昨年に行われた横浜大会記念鉢として三橋氏が作られた七宝透し鉢です。
「鉢にお金を使うくらいなら蘭に使うべし」と言われる方もいますが
三橋氏の鉢は、蘭と同じように眺めているだけでもうっとりするほどです。
大きさは、外径115mm×内径85mm×高さ88mmと
今流行りの素焼き鉢のサイズに合わせた細身のものと比べて胴がややふっくらしていますが
その分、鉢の重厚感が際立ちます。
いずれ、奄美の白覆輪とあわせて、出品したいと思います。
黒牡丹No.1からの1番仔で出た黄牡丹錦です。
半柄のように見えますが、実は紺側にも細かい縞が通っています。もちろん下葉までしっかりと黄縞が残っています。
ただ、黄牡丹錦から出た1番仔は黄牡丹錦ではなく黒牡丹縞・・・
こんなことがあるのか・・・とショックを受けていましたが、富貴蘭と戯れる日々さんのところでもそのようで、安心(?)しました。
でも、これからは黄牡丹錦をバンバンうんでほしいものです。
2011年10月
2011年8月
こちらも黒牡丹の系統木、黒牡丹縞No.1です。
神奈川にある現理事長さんのお店の系統木で、今までに何本も黄牡丹錦をうんでいます。
この木もなんと1番仔が黄牡丹錦!!本当に夢のある木です。
今はすっかりくらんだ感がありますが、写真では表現し得ない細かい縞が各葉に細かく入っています。
2匹目のドジョウを期待させてやまない逸品です。
2011年10月
2011年8月
2011年4月
黒牡丹縞の系統木、月笙です。
各葉にしっかりと縞が入り、下葉にいってもなかなか縞がくらまない木です。
黄牡丹錦と呼ぶには、もう1歩、いやもう2、3歩・・・
ただ、可愛い蘭さんのところでも、月笙から黄牡丹錦が出ていますので、しっかり作をかけ、仔に期待したいと思います。
2012年5月
2011年11月
正真正銘の金牡丹黄縞です。
世の中の金牡丹縞はいわゆる縞「系」が圧倒的に多く、くっきり縞が出ている物は交換会でも高値で取引されています。
そのくっきり縞の中でも、これまた圧倒的に白縞が多く、金牡丹黄縞は非常に数が少ないと思います。
さらに、くっきり金牡丹黄縞ではあっても、正直なところ、金牡丹白黄縞でしょ・・・という木も数多く
本当の意味での「黄」縞は更に数が少なくなります。
この金牡丹黄縞は、今まで、有名業者さんや趣味者さんの棚で見てきた数多くの金牡丹の中で、色・縞とも最高の金牡丹黄縞です。
今のところ、成長も素直で、白化現象も起きていないので、もう少し葉幅をひかせられるよう、作をかけたいと思います。
2012年5月